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超低出生体重児(リトルベビー👶351g)を出産しました。パート③
さて、帝王切開の必要性を告げられたおこめたいんです。
主人と両親も病院へかけつけ、まずは産科ドクターから説明を受けました。
「正直、いま赤ちゃんはSOSのサインを出しています。おなかの中でできるだけ大きくなるのが理想ですが、元気な時に外に出してあげることも大切です。ただ、週数が早いに加えて小さい、そして羊水も少ないとなればリスクが大きいのは間違いありません。どうしますか?」
このとき、23w1d。
通常650gくらいあるはずなのですが、
わたしのベビーは推定360gしかありませんでした。
「生きる確率はどれくらい?もし無事に産まれても障がいが残るよね?様子を見たら元気になることはないの?」
突きつけられた選択を前に、ただ涙が溢れてきました。
その後、NICUの先生からも同じような説明を受けました。
一刻を争う事態、ゆっくり考えてなどいられません。
「手術してください」
このとき、腹を括ったのと同時に母親になる覚悟が完成したのだと思います。
「このまま見殺しになんて絶対にできない。生きる可能性に賭ける。この子を信じる!」
ただこれだけでした。
手術が決まってからは病院スタッフの方々がいろんな準備を手伝ってくれたのを覚えています。
緊迫した雰囲気で、大手術になるんだと予想できました。
不安で泣いているわたしに
「大丈夫よ一緒に頑張りましょうね」
と励ましの言葉をくれたスタッフみなさんには感謝しかありません。
手術は全身麻酔で行われたので、産まれた瞬間のベビーには会えませんでした。
ただ、目が覚めたとき
「小さいながらも元気に動いてましたよ」
と教えてもらい、疲れ切っていたのか
そのまま眠りに落ちたのでした。
𓊆2024年12月26日(木)20:12 リトルベビー爆誕𓊇
次回のおはなしは
『ベビー、勝負の72時間』
世界中のベビーに幸あれ。