横手やきそば は味一番!半農半Xin東成瀬村/5日目
旅する農業バイターyumaです。6泊7日のプログラムを終えて自宅に帰ってきました。今回は1/23(5日目)の記録です。
半農半Xプログラムについてはこちら↓
午前:しいたけ収穫と選別
午前中はいつも通り、収穫と選別作業をしました。でも1時間早く作業が終わったので10時で解散することに。時間があるので参加メンバーと一緒に十文字あたりで昼ごはんを食べに出かけることになりました。
お昼〜:フリータイム(十文字エリア散策)
道の駅十文字の寒天コーナー
まず向かったのは道の駅十文字。道の駅や地元のスーパーってその地域の特色が出るので面白いですよね。
たとえば、寒天。秋田はなんでも寒天にする習性があり、惣菜コーナーにずらりと並ぶ寒天のラインナップに笑いました。秋田県民面白すぎる。
たまご寒天やサラダ寒天はたまに食卓に並びましたが、ココア寒天は衝撃的すぎて思わず買っちゃいました。味は…冷たいココアにパンを浸したような味です…笑
秋田で生まれ育った私でも新たな発見ができて楽しかったです。
横手やきそばと十文字ラーメン専門店「味一番」
山形出身の参加者のリクエスト「秋田の食べ物が食べたい」に答えるべくGoogleマップで探したところ、すぐ近くに横手焼きそばと十文字ラーメンの専門店を発見。お腹も空いたことだし、と行ってみることにしました。(本当はきりたんぽ鍋を紹介したかったけど昼間から開いているお店が見つかりませんでした)
店の外観からよくある町中華の店だと思いきや、出迎えてくれたのはカッターシャツと黒ベストをビシッと着こなした喫茶店のマスターのようなおじさま。
お好きな席にどうぞと言われ入店すると
【身の丈に合った商いを生業としています】
【ワクチンを接種しない方も一切、差別しません】
とクセが強い手書きの文言があちこちに貼られ、若干ドキドキしながら席に着きました。
メニューは主に横手やきそばと十文字ラーメンの2種類。どちらにするか迷っていたら「みなさんどちらから来たの?あ、注文はゆっくりでいいですからね、時間はたっぷりありますから」と声をかけてくれて、秋田訛りの明るく親しみやすい接客に緊張がほぐれました。
注文したのは、秋田のB級グルメで有名な横手焼きそば。
「みなさん遠くから来てくださったのでちょっと多めに作りました!」と”思わぬサービス”もあり、心遣いをありがたく受け取りました。
子どもの頃によく屋台で食べていましたが、こうしてお店で食べるのは初めてだったので、ようやく本場の横手焼きそばを食べられて嬉しかったです。
ちなみに横手焼きそばの特徴は
・もちもちの太麺
・目玉焼きと福神漬けが添えられている
で、もちもち食感の麺がソースに絡んで美味しかったです!たまに無性に食べたくなる味ですね。
歴史について調べると、横手やきそばが登場したのは戦後の昭和25年(1950年代)頃。お好み焼きに代わる子どもたちのおやつとして開発されたのが横手焼きそばだったそうです。
焼きそばといえば紅しょうがですが、福神漬けになっているのは元々子ども向けに考えられたメニューだからだったんですね。
思わぬサービス第二弾
焼きそばを食べ終えた頃、店主からまた”思わぬサービス”がありました。
「通常350円のソフトクリームを半分に分けたら100円にまけます!いかがでしょうか?」破格の値段に私たちはもちろんOK。
でも、半分こってどういうこと…?と思っていたら、なんとソフトクリームを一つ作って、コーンを挟んで真ん中をはさみでちょきん!
なんともワイルドで愉快な食べ方です。笑いが絶えません。
型破りで人情味あふれる接客に心がくすぐったいような気持ちになりました。昭和のお店ってこんな感じだったのかも。
食事自体も美味しかったのですが、お店全体が一つのアトラクションのようでした。
ぜひみなさんも行ってみてください!
店舗情報
店名:味一番
住所:〒019-0522 秋田県横手市十文字町字西上42-5
電話番号:090-5353-2502
営業時間:6:00~19:00(17:00以降は予約)
営業日:年中無休
駐車場:2台