見出し画像

はじめまして。自己紹介。

みなさま、はじめまして。
jellyfishと申します。

私は地方都市の某役所に勤務しています。
国立大学の理系学部を卒業後、現勤務先に事務職員として採用されて約30年になります。
地方公務員として語りたいと考え書き始めました。
あくまでも個人的見解となります。
書き慣れていないため読みにくいところがあるかもしれませんがご容赦ください。

微々たるものでも何かを変えたい、そのためには私自身が何かを伝えていくことだと考えnoteの場で書く事にしました。
小さな声でも伝えていくこと、そうした事が何かをより良い方向へ変えていくのではないか。
とにかく動くこと、動きながら方向を見つけていけばいい、そんな風に思います。

公務員という職業を選んだ理由は、ズバリ安定です。
大学時代に東京に出て進みたい道がありました。
しかしその職業は女性が結婚して出産しても続けることが出来るものではありませんでした。
しかも、私は長女であり、ゆくゆくは婿を取り実家に入るようにと言われ育ってきました。

しかしながら地方には女性が男性同様の待遇で働ける場所は当時全くと言ってありませんでした。
自営業で経営者になる以外は、医師、看護師などの医療系、教師や公務員しかありませんでした。
そうした理由で消去法により地方公務員を選びました。

進みたかった職がありながら、自分自身の人生を賢く考えて地元の市役所に就職した事は正しいのです。
結婚し子育てしながら仕事を続けてきたのですから。
しかし情け無いことに心の底ではなかなか受け入れていない自分もいます。
それは今なお亡霊のように私の目の前に現れます。

新規採用されて4月1日、初出勤した時のことは今なお昨日の事のように覚えています。
庁舎内に入るや否や大量の紙やインクの匂い。
名状しがたい暗い陰鬱な空気感と物音。
私はこの建物に22歳から60歳まで勤務するのか…と考えるだに気が狂いそうになり逃げ出したい気持ちになったことが昨日のように鮮明に記憶に残っています。

しかし地方においてひいては日本において、女性の就職先として公務員以上の場所があるかと、22歳の私は仕事と向き合おうと気を取り直します。
そうして在籍した部署でその場その場で小さなやりがいや改善点を見つけながら仕事を続けてきました。
それだけでは辛いので役所外に人間関係と趣味を作ってきました。

そうして勤続30年以上、3から5年スパンで異動し経験8部署になります。
ゼネラリストの行政職ですから転職のような異動、納得出来ない仕事、やりがいある仕事、様々な思いがありました。
そして行政内部にいるからこそ、お伝えしたいところもあります。

公務員の立場を明らかにして書こうと考えたきっかけは木下斉さんのブログとの出会いでした。
木下さんはまちづくりや地方再生の専門家です。
当時私は業務で起業支援をしていました。
行政の立場での起業支援はやりがいある反面、もどかしく超絶重い鎧を身体に纏い仕事をしているような不自由さがありました。
そんな時にネットで調べ物をしていた時に木下さんのブログに出会いました。
行政や地域やそこに住む人達とのこと、地方とは都市部とは、開発のこと、生業のこと、etc…
私が長く行政にいて、もどかしく言葉にできずイライラしてきたことを木下さんはズバリ明確に言葉にされていました。

やりたいのにやれないってなに?変えたいのに変えられないってなに??なぜ自ら動かないの?どうしたらやれるのか考えろ、動かないのは変える気が無いのと同じだ、周りが変わるのをいつまで待ってるつもり??

そんな風に頭をガツンと殴られたように思いました。
私に出来ることは何か?と考えた結果、書くことに行きつきました。
長くなりましたが、自己紹介とnoteを書くきっかけでした。
よろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!