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ROMAN HOLIDAY / ローマの休日

こんばんは。

さて、昨日のnoteにも書いたように、個人的にハマった映画について書いていこうと思います。

はじめの作品は『ローマの休日』にします。
 1杯のコーヒーを飲むように、まったりとした感覚で読んでいただけると嬉しいです。
では、本日の1杯、ではなく1作品をどうぞ。

概要
- 製作年:1953年
- 製作国:アメリカ
- ジャンル:恋愛
- 監督:ウィリアム・ワイラー

ご存知のかたも多いと思います。
私の場合、父から教えてもらって出会った作品です。
オードリー・ヘプバーン主演の作品です。

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美しさと可愛らしさを持ち合わせたオードリー・ヘプバーン。
素敵ですね、大好きです。

あらすじを書こうかなと思いましたが、長くなりそうなので割愛。
Wikipediaにあらすじは載っているので、気になる方はご覧ください。

おすすめしたいポイント

ここからは、この映画のいいところを何個かピックアップしたいと思います。

1. 王女アンの行動
2. BGM
3. モノクロで進む物語

1. 王女アンの行動
王女という立場に不満を募らせたアンが起こす行動は、この映画の見所の1つかと。
とくに個人的に好きな行動はこちら。

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この4コマ解説します。

1. 来賓の挨拶があるため、なかなか椅子に座れないアン王女
2. 退屈なのか疲れからなのか、足で足を掻き出すアン王女
3. 挨拶を続けながらも足を掻き続け、パンプスを横に倒してしまうアン王女
4. パンプスが脱げてしまっている状態で椅子に座るアン王女

[4]をみてお気づきの方もいるかと思いますが、アン王女と共に椅子に座った世話役のご婦人が目を見開いていますね。
ご婦人、気づいてしまいました。

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アン王女、やってしまいました。
座った拍子に脱げてしまったことばれてしまいます。

その後、隣にいる大佐がアン王女に手を差し伸べ、さりげなく一言。
「Shall we dance?」
この一言によってアン王女は立ち上がると同時にさりげなくパンプスを履き直します。

この後のダンスシーン、お城から抜け出すシーンや酔っ払うシーンなど、見ていただきたいシーンはたくさんありますが、私的におすすめなシーンはこちらでした。
王女という立場にも関わらず、足を掻いてしまう仕草が人間らしくて好きです。

2. BGM
この映画に使われているBGMってあった?
と思う方多いんじゃないでしょうか。
この作品はあまり音楽を取り入れていないことも一つの特徴です。
ですが、「全くない」わけでもありません。
使われている楽曲はこちら

初めて映画を見て聞いたときに思った感想は

「バレエ楽曲に似ていて、世界観が頭に残る」

なぜこのように感じたのか、作曲者を知ることで納得できました。
では、この楽曲の作曲者をご紹介します。

ジョルジュ・オーリック(Georges Auric, 1899年2月15日 - 1983年7月23日)は、フランスの作曲家。「フランス六人組」の一人として、また映画音楽の大家として知られる。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョルジュ・オーリック より

作曲家ジョルジュ・オーリックは映画音楽はもちろん、バレエ音楽も作る人物でした。
バレエ音楽もよく聞く私の耳にとっては、馴染みやすい音の運びだったので、より世界観が頭に残る楽曲だったのです。

この楽曲以外にもBGMは存在するのですが、ネット上で探してもなかなか見つけられず…
ぜひ映画をみてどんなBGMがどのようなシーンで使われているのか見てみてください。

3. モノクロで進む物語
モノクロ映画もこの作品の特徴の1つですね。
明度はもちろんありますが、2トーンで描かれるこの映画は「赤」や「黄」など色を判別できません。
それがこの作品のいいところでもあると私は思います。
はじめに着ているドレスは何色なのか、足を掻くために脱いだパンプスは何色なのか、街並みの色、スーツの色、全てが自分の想像で決めることができます。
まるで「ぬりえ」ですね。
見る人の数だけこの映画のパターンがあると思うと面白いなぁ、なんて。

まとめ

オードリー・ヘプバーン演じる王女アンと、グレゴリー・ペック演じる新聞記者ジョーが、立場は違えども共に幸せな時間をローマで過ごす。
ありのままの自分を知った人と恋をし、成長していく。
オードリー・ヘプバーン演じる王女アンの表情に変化が見られる作品であり、心にグッとくる作品です。

見たことがある人はもう一度、見たことがない人はぜひ想像を膨らませてみてください。


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