アトピーと生きる
食事の回数も量も増えてきて体重もだいぶ戻ってきている
ただそれと同時にあちこちの傷口や爛れが再燃してきている
少ない食事で命を維持できていたのは紛れもなく引きこもっていたからであって、やはり人間が生きていくにあたり食べること止めるわけにはいかない
消極的な自殺を試みた事があったからこそ生きる為に必要な事も分かっているつもりだ
少し話を戻すと、だとすればアトピーは生きようとする人間が罹る病気なのかもしれない
僕が絶食をしていた時に得たメリットらしきものは体重が減る、あるいはアトピーが出なくなる、くらいのものだった
実際には体重が減って欲しいなんて思ったことはこれまで一度もなかったから、むしろデメリットではあるんだけれど
そうなると痒みが治っていくというところくらいしかやはりも思いつかない
絶食なんてのは緩やかな自殺だと思っているので、特に長期間のものは、だとすればアトピーは生きる人間、生きようとする人間に現れる病だと言えると思う
まだ僕は死んでいなかった
見放しはしなかった
まだ生きられる
ガバガバ理論だけれど、この痒みも愛おしく感じられるようになった気がする