甘いものを断つ決断の時がきた 「この一時っていつまで?」
ついにきた。甘いもを諦める決断をする時。
なぜなら、仕事中もしんどくて、ロキソニンに頼り、夜は歯が痛くて眠れない。
私は、英語で言う「ストレスイーター(Stress Eater)」。ストレスを食べて解消する人。イーターなんて、モンスターのような響きですが、忙しい時やストレスを感じると甘いものを横に置き、食べながら作業なんて当たり前。その方がはかどるような気がして、そして、人にあたってしまうよりはいいなんて自分の心に言い聞かせながら、食べます。それは、本当にモンスター級かもしれません。
さて、歯が痛い私自身の話に戻ります。あまりに痛くて、眠れなくて、あんなに食べることが大好きな私が、何も口にしません。水もしみるし、朝のルーティンのコーヒーだって。その様子を横に、パートナーは「独り占めできる!」とポテトチップスを片手に横に座ります。私が冷蔵庫にストックしていた「頑張ったとき用」アイスクリームも横で食べ始めました。私たち二人の通常の日常なら、食べ物の恨みは恐ろしいもの。なかなかの大げんかになるでしょう。しかし、今の私、異常事態。もう、どうでもいいんです。痛いのです。
そして、職場では、差し入れでいただいたピザを断る、ドーナツも断る、コーヒーを飲まない、「痩せた?」と言われ、苦笑いをした後、仲良しの同僚に「歯が痛いんだよぉ!」と言う。異常な私を見ていられず、昨日、上司に呼ばれ、「早く歯医者へ行って!仕事はどうにかなるから!」と送り出してくれたのでした。
そこで、子どもの頃からお世話になっている歯医者さんへ行きました。すると、虫歯になったのは、26年ぶりだそうです。食べることが好きで趣味な私は、なんだって、おいしく食べたいので、半年に一度の定期健診も欠かさずうけていました。26年ぶりの虫歯の治療は、「ギーン」「キーン」と鳴り響く音に、ビビりまくり。緊張してハンカチを握り、「この一時を耐えれば、おいしく食べる日常が戻る!」「横の子どもだって泣かずにいるんだから!一瞬を耐えれば・・・」と言い聞かせました。これまで、私の血圧歴史上、一番高いのが、髄液検査時。通常の血圧は117程度なのに、その時は、168まであがりました。26年ぶりの歯の治療では、それと匹敵する数値の160をたたき出したのです。
無事終了し、麻酔で水も飲めない中、痛み止めを処方してもらい、次の予約の話。治療が終わったら、すぐに食べられると思って、ご褒美用のシュークリーム買っておいたのに・・・。結局、何も食べられない夜と痛みが訪れ、「これを乗り越えれば・・・!これは、一時のこと」と自分に再度言い聞かせるのです。
そんな中、ナースの資格を持つ同僚が、「虫歯って、薬の副作用?」と聞いていたこと、ちょうど2年前に薬を変えたばかりということを思い出しました。そこで、薬の副作用について調べてみると・・・疲労・発熱・PML、感染症に肝障害・・・虫歯!?。副作用に虫歯って、考えてもいませんでした。26年間虫歯にならなかった人が、いきなり虫歯になるなんて、やっぱり、この副作用としか考えられません。
となると、一大事。消去法・・・?
薬:このお薬に変えてから再発がない。このお薬の効果と代わるお薬は、今のところ、ない。
甘いもの:ストレスから私を守ってくれる。これがあるから、きっと頑張れる!代用になるものって黒糖とか?歯が痛い間、食べなくても生きてる。虫歯になる。痛くて怖い+ストレス。。。?
ということで、あとは甘いものへの欲望と戦うことにしました。本日、甘いものを断つ覚悟を決めて一日目です。きっと今日から食べることができると思っていた上司は、私にラザニアとブラウニーを作ってきてくれ、同僚はアイスクリームを用意してくれています。ラザニアは、お昼ご飯にいただき、「虫歯で胃が小さくなったかも。お腹いっぱいだよぉ!ブラウニーはデザートで食べるね」と嘘をつき、自分のオフィスに早めに戻りました。アイスクリームは「残業するから、その時食べるね」といいごまかしています。
私のデスクには、ブラウニーがあります。私を呼ぶブラウニーと目を合わさないように、甘い匂いを断つためにマスクを外さず、この記事に没頭し、昼休み終わったら仕事に没頭する。。。今の私のプランです。
私の頭の中
「ブラウニーは家に持って帰れば、秒で食べられちゃう。。。本当に、いらない?」
「ブラウニーは、家にさえ持って帰れば、秒でなくなる。耐えるのは、今だけ」
結局、虫歯が治っても、「この一時を耐えれば・・・」という試練との闘い継続中です。「一時、っていつまでが一時・・・?」