story サッカー少年時代
※登場する土地名や人物名は身バレ防止の為、実際とは異なりますがご了承下さい。
俺の名前は龍ニ。平成2年生まれ25歳だ。
サラリーマンの父親と母親のごく一般的な家庭で生まれ育った。
これまでの思い出を一つのストーリーにしてみようと考え、不慣れながら書かせてもらいます。
俺は三兄弟の末っ子で恐らくザ・末っ子といった感じだろう。
小学生の頃はサッカーに夢中になり、毎日の様に友達とサッカーをしたりして外で遊び回っていた。
家族旅行の時までサッカーボールを持っていき一人でボールを蹴っているようなまさに絵に描いたようなサッカー少年だったと記憶している。
中学に入るともちろんサッカー部に入部した。2学年上に姉がいた事もあり、先輩方からはかなり可愛がられた。
俺の通っていた中学校は地元でも有名な程、学力優秀な生徒が多い学校だった。
そんな俺は勉強はあまり得意ではなくテストではいつも下から数えて学年10番以内だったりした。テストの時期になると勉強の話ばかりで順位を聞かれたりバカにされてる気がして嫌な気持ちだった。
それでもサッカーが好きなだけあり、そこそこ上手くて1年生ながら背番号をもらって試合に出たりしていた。純粋にサッカーを楽しんでた。
変化が訪れたのは中学2年に進級した2学期頃からだった。 同時期に両親の不仲から家庭内別居となり婿にきた父親は実家の蕨市というところに戻り俺は学校もあったため、そのまま母親と兄弟、祖父祖母との生活に変わった。 別居中でも父からの仕送りがあった様だが生活を支えるため、母親も一生懸命パートで昼夜働いてくれていた。
世間一般でもよくある反抗期の時期。好きだったはずのサッカーも楽しくなくなり周りに比べて学力が低いと感じ劣等感を抱く様になっていった。この時期から部活、学校も休みがちになっていた。
そして俺はサッカー部を退部してサッカーをドロップアウトした。