
残り物アレンジハンバーグ編
アレンジなんてかっこいいものではありません。
単に一人分を作るって結構難しいよね、ってお話です。
そもそも多くのレシピは二人分以上。
これでは一人暮らしには適しません。
だからといってオリジナルで作り出せるのはまだまだ先。
料理初心者のもやしができるのは、創意工夫によって工程を省くくらいに他なりません。
そんな今回のメインは皆大好きハンバーグ!
ミンチ肉に玉ねぎ、たまご、パン粉、スパイスを入れてこねて焼き上げる料理ですね。
割った瞬間の肉汁溢れるシーンが食欲をそそります!
そんなハンバーグの調理工程を言葉にすれば「切って混ぜて焼くだけ」です。
けれどこれがまた結構めんどくさい。
まず前提として、タネに入れるものはすべてみじん切り。
玉ねぎだけでもそれなりに面倒ですよね。
次は生肉に食材を馴染ませる工程です。
そしてここが一番手間とリスクが高いシーン。
だって食材を入れる度に生肉をこねくり回すわけですからね。
怪我した手でこねたりしたら感染症もありえます。
手袋すれば回避できますが、それはそれでごわごわしますしね。
こね終われば成型です。
まず同じサイズに揃えるのが割と難易度高かったり。
最後のが大きいとか小いなんてのはざらです。
あと、忘れがちなのが真ん中をくぼませること。
やらないと焼いてる時に割れたりするんですよね。
ここまでくればあともう一息です。
ついに火入れに突入。
フライパンに並べて焼いていきます。
素焼きならそのまま。煮込みならさらに調味料を加えて煮詰めていきます。
ちなみにもやしは煮込みの方が好きです。

そうして完成した一食目は煮込みハンバーグ。
美味しいよね、本当に。
とはいえ、これほどの手間を掛けるのです。
たった一食分なんてもったいないと思いませんか?
でもまだまだハンバーグを味わいたい。
そこで

二食目はチーズハンバーグ!
ポーチドエッグもどきを添えて。
なんということでしょう。完全にハンバーグランチです。
外食で出てきたら500円は払いたい。
自画自賛すぎるかもしれません。
ちなみに傍に移りこんでるカップに入ってるオレンジはかぼちゃのポタージュです。
このまま三食目も、と思いつつ、同じものを食べ続けるのも芸がない。
折角なのでと、目論んだ完成品がこちら!

もはや原型などありません。
オムライスになっちゃいました!
実は作り置きのミートソースでオムライスをたびたび作ってたんですよね。
そこでもやしは閃いたね。
ミートソースはミンチから作るよね。
ハンバーグもミンチから作るよね。
味付けはケチャップとかだよね。
だったら……?
というわけで、成型したハンバーグを温めながら粉砕。
上からご飯を投入して炒め、チキンライス……っぽい何かが完成。
バターを溶かしたフライパンで卵を焼いて乗せてできたのがこのオムライスもどきである!
うん、美味しい。
ソースまで余すところなく食べきりました。
今回カップに入ってるのはオニオンコンソメスープです。
ちなみにハンバーグは食べる時以外はフライパンから出てきませんでした。
洗い物もほとんどなく、冬場でよかったなぁと思ったものです。
こんな風に、アレンジと呼べるのかは謎な創作料理を作っています。
料理の動線を考えると、わりといろいろ作ってしまえますよね。