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アットホームな居酒屋です【五右衛門】

自分でももっと表現がなかったのかというほどブラック企業臭のするタイトルになってしまいました。
個人店のカウンターって結構ハードル高めな印象がありませんか?
けれどこのお店、むしろカウンターに座りたくなると言えば伝わるでしょうか。
たとえば電話で予約すると「カウンター埋まってますけどいいですか?」とか返答されたりします。
ネタで変なタイトル付けたわけじゃないんだからね!

さて、ここはもともと反対車線側で営業していた【三代目大黒】が移転したお店です。
前のお店も趣があって味わい深かったのですが、新店舗ということもあって広くて綺麗になっています。
もちろん店主やスタッフは変わっていませんから、やはりタイトル通りのお店なわけですね。

1:まずは

このお店は居酒屋で定番の『お通し』がありません。
しかし安心してください。きちんとスピードメニューが存在します。

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そう、この無限キャベツとかねッ!
ごま油に塩だれと塩昆布。ベジファーストを心掛けるならこれ一択!
そして移転前のお店から変わらず注文する、もやしの定番メニューは『なめたけおろし』。

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塩気の強いなめたけの佃煮に軽く絞った大根おろしが乗っているだけの超シンプルメニュー。
しかし侮るなかれ。少量をちょこちょことつまむには最適で、気付けば一人でペロッと一皿食べてしまえるほど。
価格もまさに『お通し』で財布にやさしい小皿で、我慢できずにお代わりしたこともある一品。
うん、それにしても比率がおかしい。ふつうは大根おろしの上になめたけが乗ってるような……?

そうこうしている間に飲み物が届きましたよ。

2:駆けつけいっぱい

まずは一献、というわけで日本酒を。

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この日は和歌山の地酒の紀土のしぼりたてをいただきました。
ボトルキープのできる焼酎やウイスキーの種類を扱っているお店は多いんですが、日本酒の種類って意外に少なかったりしません?
居酒屋さんの中でも和食や魚に重きを置いたところに限られているように感じます。

夏の冷酒、冬の熱燗……最強です。もやしはスキッとする冷酒の方が好きですね。
おっさんくさい? いえいえ。アルコール臭の強い日本酒ばかりではありません。いいものを一度味わってみてください。
口に含むだけで鼻腔に広がるウイスキーやブランデーに負けない深い香り。
舌は不思議な苦みと甘み訴え、留まることなく喉をするりとくぐっていく。
あとに残るのは爽やかな熱の余韻……銘柄によっても味のバランスが違うので、いくつか揃ってるお店だとついつい飲み比べたくなってしまいます。
飲みやすくても度数が高いので量に注意しないと立てなくなったりしますけど。
おっと、お酒の話はまた後日にでも。今回はお店の話でしたもんね。

3:この色艶がそそるよね

というわけで、日本酒に合う刺身も充実していますよ。

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ちょうど二人で食べるのに丁度いいくらいの量で、大きくて厚いのがとにかく魅力です。
しっかり刺身食べたって満足感得られるのが良いですよね。
ただし一人で食べるには少し多いので気を付けてください。
友人と食べに行って、頼んだ後にたまたま食べれない人だったことが発覚した時のもやしの心境を述べよ!

ちなみに生ものはこれだけではありません。鶏のたたきや生センマイ、桜ユッケなどの肉系も充実してます。
写真はありませんが、鶏のたたきは歯ごたえしっかりで噛むほどに旨味が出て来ておかわりしたくなるくらいでした。
あぁ、また近々行かねば。

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こちらは居酒屋の定番メニュー、塩気の強いなんこつの唐揚げです。
他にも鶏の唐揚げ、手羽先の唐揚げ、フライドポテト、串揚げとビールに合う揚げ物も地味に充実しています。
まぁ、もやしビール飲めないんだけどね。

4:もやしのお気に入り

こやつとの出会いは衝撃的でした。
メニューに見知らぬ名前が増えていて、もやしが「どんな感じ?」という大雑把すぎる質問を投げかけた。
受ける店主は多くを語らず「美味しいよ」と自信あり気に腕を組み、ふんすと鼻息を上げ(誇張表現)て推してくる(たぶん勘違い)。
なるほどなるほど。そこまで言うなら試してみてやんよ!と息巻いていざ注文!

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こちらもやし垂涎。深いココットに入り、きつね色のチーズが蓋をしたアツアツの海鮮グラタンです!
上辺のチーズは香ばしく、掘り返せばホワイトソースに海の味が染み渡る。塩味じゃないですよ。海鮮のダシです。
具材はホタテやエビがメインですが、今回は牡蠣が入っていましたのでより磯の香りが引き立ちお酒がががが……!

結構ボリュームも多い上に出てくるまでにしばらく掛かるので注文はお早めに。
お腹の後半戦に耐えられる物量ではないのでご注意を。もやしは出会ってから行くたびに毎回食べていますね!

5:〆はもちろん……!

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〆と言えば麺か米。まさかの炭水化物! いいや、これこそ日本人の王道!
とはいえ、これまでで結構食べているはずなのでいつも頼むか否かを迷う。
むしろさっさと頼まないと機会を逸してしまうタイプのアレ。

写真じゃわかりにくいですが、相当多いです。
普通に炒飯食べに行くと大体中華用のおたま一杯とちょっとくらい。
けれど毎回余裕で二杯分くらい作ってくれるので、頼むにしても覚悟が必要です。
何なら炒飯食べて即帰るくらい十分な量を出してくれますからね。
頼むたびに『居酒屋だよね?』って疑問符が浮かぶほど。
実際店主も自覚してるらしく「もやしさん結構食べますよね」なんて言ってきますし。
もう少し調節した方がいいのでは……? そう思いつつも、チャーハン食べたくてもやしは口にしない。

6:最後に

この【大衆酒場 五右衛門】は、ご覧の通りご飯やお酒はもちろん美味しいです。
けれど一番大きな魅力を伝えられないのがもったいない。
それは店内が明るくワイワイしている『雰囲気』こそが一番美味しいんですよね。

静かに食事やお酒をたしなみたい人には向いていないかもしれません。もしかすると人によってはうるさいと感じるかもしれません。
けれど自分だけでなく、別グループでも楽しそうに笑い合っている声や姿が見えるのは、無関係であっても気分を上げてくれるものです。
沈みがちな方はぜひ元気をもらいに行ってみては?


参考までにお店の情報を掲載しておきます。
移転したばかりで食べログとかの情報もないので、行ってみた方が早いかもしれませんね。
(※正確な情報が必要な場合は直接店舗にお問い合わせください)

店舗名:大衆酒場 五右衛門
住所:和歌山県和歌山大谷10-1
電話番号:0734-96-4214
営業時間:18時〜25時
定休日:月曜日(日曜営業)

公式SNS
https://www.instagram.com/555emon/?hl=ja

何かご要望やおすすめのお店がありましたら教えて下さいね!
美味しいお店が多いのは間違いないので、是非とも一緒に開拓していきましょう!

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