【非公認CSベスト8】安定志向 紫黒ルフィ徹底解説【9弾環境】
初めまして。
おっくん(@okkun_op)と申します。よろしくお願いします。
今回は9弾から新たに登場したリーダーである、紫黒ルフィについて記事を書かせていただきます。
紫黒ルフィは紫と黒という比較的大型カードが強い色の組み合わせであるため、その中からどの大型カードを採用するかでデッキとしての性質が変わります。
今回は黒の8モリアに注目し、強いボードを維持しながら耐久力もあるような形のレシピを作成しました。
今回の記事は、デッキレシピの考え方や紫黒ルフィの特徴についてといったデッキ作成の理論部分に特に力をいれています。
紫黒ルフィを考える上で重要となる、他の紫系統のリーダーとの差別化やデッキの安定感の向上といった点も記載しておりますので、注目していただきたいです。
無料部分ではデッキレシピの解説、紫黒ルフィの強みと基本的な動き、他の紫系統のリーダーとの差別化について記載しています。
有料部分では採用不採用カードの解説、各対面への立ち回りといった、より実践的な内容について解説しています。
9弾で登場したばかりのリーダーということもあり、これから紫黒ルフィを使おうとしている方はもちろん、紫黒ルフィ相手の戦い方を網羅しておきたい方も無料部分のみでも是非ご覧ください。
【2024/9/14 追記】
64人規模のワンピースカード非公認CSにて、今回紹介するデッキを使用して予選5-1でトーナメントに上がることができました。
惜しくもトーナメント1回戦で負けてしまいましたが、このデッキが十分戦えることをある程度証明できたのではないかと思います。
読みやすさの都合上、カード名とデッキ名は略称を使用しております。ご了承ください。
また、今回の記事は文字ベースのものとなっています。十分伝わりやすいように意識はさせていただきましたが、わからない点があればお気軽にご質問ください。
希望があれば追記もしていく予定です。
【2024/9/14】大会戦績の記載、黒ルッチ対面の立ち回りの追記を行いました。
1 デッキレシピと解説
今回作成したリストはこちらになります。
・デッキ構成について
大型キャラとして中心プランとなる8モリアの他に、9ルフィとステューシーを採用しています。
サーチが1ローと海は海賊が相手だ!!!(以下”海海”)の合計8枚の採用、ドン加速カードが3ゾロ、3ゾロ十郎、ブラックマリアの合計10枚の採用、ブロッカーがルーター付きの4フランキーと5サボに加え6サンジの採用と、同じような役割を持つカードを複数種類採用することで動きの安定感の上昇を狙っています。
・構築の考え方について
8モリアを中心とした紫黒ルフィの構築を考える場合、以下の7種28枚のカードは確定で採用されると考えています。
基本的な動きは上記のカードで完結しており、残りの枠はこれらのカードと似たような働きをするカードや、各ターンのサブプランとなるようなカードを採用していくのが良いと考えています。これについては採用不採用カードの項で詳しく解説させていただきます。
2 紫黒ルフィの基本的な動きと強み
・基本的な動き
【先攻】
1ターン目(1ドン): サーチで足りないカードを回収
2ターン目(3ドン): 3ドンキャラをプレイしてドン加速
3ターン目(6ドン): さらにドン加速、または中型キャラをプレイ
4ターン目(8,9ドン): 大型キャラをプレイ
5ターン目以降: 大型キャラまたはブロッカーをプレイしながら1コスイベントを構える
【後攻】
1ターン目(2ドン): サーチで足りないカードを回収
2ターン目(4ドン): 3ドンキャラをプレイしてドン加速
3ターン目(7ドン): 中型キャラをプレイ
4ターン目(9ドン): 大型キャラをプレイ
5ターン目以降: 大型キャラまたはブロッカーをプレイしながら1コスイベントを構える
このように、ドンが先攻では1→3→6→8→10のように増えていき、後攻では2→4→7→9→10のように増えていきます。
そのため、3ドンでドン加速を行うキャラ、6,7ドンのときにプレイする中型キャラ、8,9,10ドンのときにプレイする大型キャラの3種をそれぞれ採用する必要があります。
・紫黒ルフィの強み
【ドン加速による大型キャラの早期着地】
紫系統のデッキに共通している点ではありますが、ドン加速を序盤から行うことで相手よりも早く大型キャラを着地させることができます。特に紫黒ルフィは8モリアを始めとした黒の強力な大型キャラも採用することができる点が特徴です。
また、リーダー効果と組み合わせることで3ゾロやブラックマリアでドン加速を行うことができ、緩い条件でドン加速を行うことができる専用カードがあるのも強力な点です。
【ブロッカーと高カウンター値による高い防御力】
手札が減らず、アタッカーとしてもブロッカーとしても強力な4フランキーのデメリット効果をリーダー効果によって打ち消すことができるため、紫系統のリーダーの中で最も効果的に4フランキーを使うことができます。
さらに、4フランキーは8モリアから蘇生することができます。8モリアから4フランキーを蘇生すると、手を減らさずに大型キャラを並べつつ横にブロッカーを添えることができ、さらに1ローも蘇生できると手札が減るどころかむしろ増えます。
またゴムゴムの巨人も強力で、実質手札コストなしで4000カウンターを生み出してくれます。リーダー効果で追加されるアクティブドンによってイベントを構えるためのドンも用意しやすく、使い勝手の良いカードです。
これらの点から想像以上に終盤の守りが固くロングゲームに向いているリーダーであると言えます。
【縦引きカードによる安定感】
上記の4フランキーやゴムゴムの巨人は2ドローの効果を持っています。
終盤に毎ターンこれらのカードを使用することで山をかなり掘ることができ、安定して次の8モリアやゴムゴムの巨人を持ってくることができます。
【リーダー効果によるコスト+1 】
リーダーに1ドンをつけると盤面のキャラのコストが+1されます。
おまけ程度の能力ですが、8カタクリに8モリアが除去されなくなる、青の4ローに4フランキーがバウンスされなくなる、ドクQによって1ローが除去されなくなるなど地味に活躍することがあります。
・他の紫系統のリーダーとの差別化
差別化を行う必要があるリーダーとして、紫ルフィと赤紫ルフィの2種類があります。
紫ルフィはリーダー効果でドン加速を行うことができることによる動きの安定感と、ドン加速用のカードを採用,プレイする必要がないことによるデッキパワーの向上が強みです。
赤紫ルフィはリーダーのパワーが6000であるため、パワー5000ラインのキャラの多面展開を行うリーダーに対して強く出られる点、リーダー効果により、1回ドン加速を行うだけで先攻でも後攻でも4ターン目から9,10ドンの大型キャラを出していける点、赤の強力なカードを採用できる点が強みです。
紫黒ルフィも含めこれら3つのリーダーは、ドン加速を行い大型キャラを先出しするという大きな動きの目標が共通しており、それぞれのデッキの特徴を踏まえて差別化を行うことが重要です。
この項では紫黒ルフィの差別化ポイントについてまとめていきます。
【ブロッカー展開+大型キャラの着地】
紫黒ルフィでは8モリアから4フランキーを蘇生することで大型キャラを着地させながらブロッカーを展開することができます。
他のデッキではブロッカーを展開しようとすると、残った5,6ドンで中型キャラを展開することしかできず、一度受けに入ってしまうと盤面の増強が見込めなくなります。
このように受けの盤面を作りながら大型キャラの追加をする動きは他のデッキではできず、ロングゲームをしたときに特に効力を発揮する明確な差別化ポイントです。
【再現性の高さ】
序盤のドン加速用カードである3ゾロがサーチ対象である点や、4フランキーをゲーム中複数回使用でき、ゴムゴムの巨人と合わせて複数枚ドローを進められる点、大型を出すターンでもリーダー効果によりドンが余りやすくサーチを挟める点などから、動きの再現性が高いのが強みです。
紫ルフィはドン加速用のカードをプレイする必要がなく、リーダー効果でライフを加えられることにより見られる枚数が多く、安定した動きができることが売りですが、紫黒ルフィも同じくらい安定した動きができると考えています。
一方で、紫ルフィや赤紫ルフィと比べ、紫黒ルフィは盾が4枚でリーダーのパワーも5000と中盤までの守りは相対的に薄いデッキになっています。
青ドフラのような多面展開をしてくる相手を考えた場合は上記の点で紫ルフィや赤紫ルフィに劣る部分もあります。
これに関してはどうしようもないので、デッキ構築やプランでカバーしたり、環境読みが重要になってきます。
以下の有料部分では各カードの役割に着目した採用不採用カードの検討や、環境デッキへの大まかな立ち回りや気を付けるポイント、先攻後攻の選択についてまとめています。
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