ワスドのエンジニアになって半年が経ちました
ワスド株式会社(WASD Inc.) Engineerのおっくんと申します。
少し前の話になりますが、1月末にワスド株式会社(以下、WASD)が創立2年を迎えました。
おかげさまで弊社製品「デジちゃいむ」を使って頂いている店舗様およびお客様が増えており、プロダクトの成長に加えてプレッシャーも感じています。
弊社代表が創設からの振り返りをしていますので、こちらもご覧ください。
音ゲー高難易度曲の社員平均スコアが載ってたりします(なんで?)
私は2021年9月入社なので気づいたらもう半年経ったことになってました。
もうそんなに経ったのかー…… 早いなー……
※ 下記ページに自己紹介を載せています
WASDという企業に属してそろそろ1年。
入社から何をして、何を考えてきたのかを振り返りの意味もこめて発信したいと思い、この記事を執筆しました。
何をやっている会社なのか
WASDは、お客様からのスタッフ呼び出しをサポートするための店舗向けSaaS「デジちゃいむ」を開発・運営しているスタートアップ企業で、IPO(株式公開)を目標に事業を拡大させています。
主にゲームセンターなどのアミューズメント施設を中心に導入していただいております。
スタッフ呼び出し機能以外にもお客様からの要望や接客対応評価を集約する機能があるため、店舗の改善やスタッフの接客実績管理も行えるようになっています。
直近の事例の一部を下記に記載します。
株式会社GENDA GiGO Entertainment様
「GiGO(旧称:SEGA)」全店(約200店舗)へのデジちゃいむの導入
私も訪れることがよくあります。お世話になってます。
株式会社イオンファンタジー様
225店舗への一斉導入
小学生の頃、親が買い物中にイオンのゲームコーナーで遊んでいました。
そこに自社製品が導入されることになるので感慨深いものがあります。
また、直近はアミューズメント以外の店舗への導入も進んでいます。
先日、「デジちゃいむ」から必要最低限の機能を取り出した「デジちゃいむLite」というプロダクトをリリースしました。
料金を抑え、かつ使いたい機能はしっかり使えるようになっています。
飲食店で導入された事例がありますので、こちらもご覧ください。
株式会社聚楽(じゅらく)様
写真の店舗は「Viña Vin Vino新宿店」様。
美味しい料理を頂いてきました。
ゲーマーなら知ってるであろう、「タイトーステーション新宿南口ゲームワールド店」のすぐ近く。
企業・社員が目指しているものとは
導入が増えると同時に、「こういうことができたらもっと便利だよね」というような意見や需要が出てきています。
そこにコミットしていくのもWASDの役目です。
WASDでは下記にある"MVV"が掲げられています。
WASDにはさまざまな役職がありますが、全員の最終目標が全てここに集約されます。
今までやってきたこと
上記のMVVを踏まえた上で、あらためて自分が入社してからの半年間何をやってきていたのか振り返りたいと思います。
新規スキルの習得
デジちゃいむではフロントエンドにReact、バックエンドにHasura(GraphQL)が使われています。
また、デジちゃいむ自体はAWS(Amazon Web Service)上に乗っており、クラウドサービスの知識も必要とされています。
前職でGCP(Google Cloud Platform)を触っていた関係もありAWSはなんとなくわかっていましたが、ReactとHasuraは未経験でした。
なので、まずはこの2つをできるだけ早くキャッチアップできるよう努めました。
基本的には公式ドキュメントや既に存在しているソースコードを参考に実装を進められましたが、なぜこの書き方に至ったのかを理解するよう意識し、社内Slackで別のエンジニアに聞く機会を積極的に作るようにしていました。
Valueの"Do it faster"にあたります。
ちなみにWASDのSlackにはエンジニア用のdiscussionチャンネル(実装の相談・質問用)やshareチャンネル(気になった記事の共有用)があり、うまく活用しながら業務を進めています。
新しいプロジェクトへの参画
店舗とお客様のコミュニケーションがより発生しやすくなったりより便利にできたりするようなシステムを現在進行形で開発しています。
弊社では「デジちゃいむリモート」という新規プロジェクトを昨年末に立ち上げたのですが、私もそれに関わっています。
会社のMission, Visionにより近い領域で仕事ができると感じ、手を上げて参画を決めました。
開発はもちろんですが、週1で行っている社内MTGではファシリテーターとして進行をとる役にもなっています。
ただコードを書くだけではなく要件を噛み砕いて相違が発生しないようにする工夫が必要になり、その点に苦労しつつも確実に経験を積めています。
その過程で、PdM(プロダクトマネージャー)などの役職について興味を持ち始めていたりもします。
ちなみに、「デジちゃいむリモート」は相鉄ホールディング株式会社様による「相鉄アクセラレータープログラム2021」上で実証実験が行われることが決まっています。
プログラムについての詳細はこちらをご覧ください。
情報発信
新規スキルの習得の過程でStorybook(+Chromatic)というテストフレームワークの導入や運用も率先して行っていました。
厳密にいうと既に導入自体はされていてきちんと運用できていない状態だったので、どうすれば活用しやすくなるかなどを調査・検証しました。
その時にやったことは弊社のTECH BLOGで記事化しています。
Valueの"Openness"にあたります。
また、新しい社内行事として開発チーム内で「LT会」(Lightning Talks)を始めています。
LT会とは3〜10分程度を目安に自由なテーマで発表を行うもので、弊社では5分を目安に過去・現在の業務に関わる事という決まりを作って情報共有と発表のスキルアップが行える機会を設けています。
私も業務内に得たHasuraの知識をテーマに過去1度発表を行いましたが、言いたいことが多すぎて発表時間が8分と基準を大きく超えてしまいました。
聞き手がどんな知識を求めているかイメージし、コンパクトにまとめるべきだったなと反省し次回に生かそうと感じていました。
Valueの"Be Considerate"にあたります。
先日公開したこちらの記事にLT会の様子がありますので、こちらもご覧ください。
これからやりたいこと
情報発信の場への積極的参加
インプットしたことをアウトプットすることで自分の理解度を再確認できます。弊社TECH BLOG等への投稿がまだ少ない身なので、新しく得たことをできるだけ発信していこうと思っています。
また、発信する側はもちろんですが、情報を取り入れる機会も多く作りたいと思っています。これは弊社内にとどまりません。
ちょうど先日、「株式会社dinii(ダイニー)」様主催のダイニー体験会に参加してきました。
飲食店の来客者が持つスマホでメニューを確認し、注文が行えるシステムを開発している会社様で、弊社とプロダクトの性質が似ていることもあり面白い話が色々聞けた非常に充実したイベントでした。
キャリア形成の具体化
社内1on1の軸となっているテーマでもあります。
長らくエンジニアとしてソースコードを書くことに没頭していましたが、もっと別の事が出来るエンジニアにならないといけないという危機感を覚えています。
エンジニアと言っても色んなタイプがあります。
直近この記事を読み、自分はどんなエンジニアか考えていました。
上に書いたPdMもそうですが、ちょうど前職で開発チームの進捗管理をしていた時期を思い出し、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)にも若干の興味が出てきています。
これを軸に情報収集をしてみようかなと考えています。
最後に
WASDに所属できたことで、新しいことに挑戦している会社で自分はどれだけ成長できるのかを確かめられる良い機会を頂けたと思っています。
あと4か月で入社2年目に突入。
その時に改めて成長したことを発信できるよう業務に取り組んでいくつもりです。