図解入門業界研究 最新人材ビジネスの動向とカラクリがよーくわかる本[第2版](土岐優美)2016年
熟読度★★☆☆☆
動向本シリーズ。第3版も出ているから、近々チェックしたい。
内容メモ
再就職支援サービス、人材紹介、人材派遣、人事コンサルティング、教育など幅広く紹介されている。
再就職支援サービス
・早期退職を募った企業が料金を払い、早期退職者がキャリアコンサルティングやマッチングなどのサービスを受けるというもの。企業側にコンサルティングするケースもある。
人材紹介(単発的マージンビジネス)
・マッチングを行うコンサルタントや求人開拓の仕事では豊富な人脈を持つ定年退職後の元人事の人も多い。
・マッチングをして終わりではなく、定着率も問われる。
人材派遣(継続的マージンビシネス)
・派遣先企業はスタッフを選択、指名できない。(紹介予定派遣は特定できる)
・紹介予定派遣は2000年12月から認められた。派遣機関は6ヶ月以内、両者合意で直接雇用へ。
・登録型は交通費スタッフの自己負担
・常用型は正社員、契約社員として派遣会社に雇用されている
・「新卒派遣」は1995年にパソナがスタート。今では紹介予定派遣がメイン。
人事コンサルティング(制度設計、実務支援、両立支援など)
3つのパターンがある。
(1)必要に応じてその都度人事コンサルタントに依頼
(2)人事コンサルタントと顧問契約
(3)顧問契約をしている経営コンサルタント、税理士、社労士に依頼
教育、その他
・高校も大学同様、キャリアセンターと改称しているところが多い。民間出身の就職支援員を置く学校も。
・ジョブカフェ、基本的に県庁所在地に1つ。OSAKAしごとフィールドもその1つみたい。
感想
・調べているつもりでも、知らない言葉、あいまいな言葉が結構ある。
・なんでこんなに人材派遣の仕組みってころころ変わるんだろう?スタッフが弱い立場に置かれがちだから?雇用の自由、労働者を守る、経済動向とかいろいろ考えるべきことが多いのかもしれない。
・二重派遣、ピンはね、中間搾取。人材ってマイナスのイメージを持つ人もいるのかもしれない。