最新ホテル業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本[第3版] (中村 恵二,榎木 由紀子)2016年
熟読度★★★☆☆
業界本。最近興味を持っているホテル業界について。
内容メモ
ホテルの基礎知識
・ホテルの種類
【1】シティホテル(大都市中心部、最高級〜中間、大規模・豪華・国際水準)
【2】ビジネスホテル(都市部駅周辺、中間〜エコノミー、ビジネス向け・コンパクト)
【3】リゾートホテル(行楽地・保養地、高級、保養・観光・娯楽)
【4】複合型ホテル(都市部・行楽地、最高級〜高級、テーマパーク・ショッピング施設と複合)
【5】エコノミーホテル(都市部駅周辺、低価格帯、宿泊機能に徹底)
・国内資本大型ホテルの部署
【1】販売促進部
【2】宿泊部
【3】料飲部
【4】調理部
【5】資材部
【6】経理部
【7】総務部
・御三家(帝国ホテル、ホテルオークラ、ニューオータニ)
・新御三家(フォーシーズンズホテル椿山荘・東京、パークハイアット東京、ウェスティンホテル東京)
ホテルの動向
・ホテルの施設数、客室数1975年から2014年までほぼ一貫して増え続けている。最近はラグジュアリーホテルと宿泊特化型のホテルの二極分化。
・2015年外国人宿泊者数の比率(全体13.3%)
旅館 6.82%
リゾートホテル 12.26%
ビジネスホテル 10.96%
シティホテル 30.83%
簡易宿所 7.28%
会社・団体の宿泊所 3.03%
ホテルの豆知識
・ホテルの客室は乾燥している
防音+窓閉めっぱなし+空調が主な理由→加湿器貸し出しサービスも増えている。
・昔からコーヒーショップ、ティーラウンジはホテルの顔
・コンシェルジュ:ホテルに宿泊するお客様の相談役全般。制限なし、マニュアルなしの究極の「パーソナルサービス」。
→駅、百貨店、病院などにも置かれるようになっている。
・「デパ地下」ならぬ「ホテイチ」。ホテルオリジナルの持ち帰り惣菜店も。
・宅配サービス、フィットネス、エステに力を入れるホテルも。法人需要の減少、宴会部門の縮小が背景に。
・高級カプセルホテル「ファーストキャビン」
Web関係
・エクスペディア:世界最大の旅行予約サイト、マイクロソフト社から独立
・トリバゴ:シンプルなデザインと検索技術で「今世紀もっとも成功したインターネット企業」とも。
・トリッピース(SNS):発信者がアイデアを公開→参加者を募る→最小催行人数に達すると参加者同士で細かい日程を練り上げる→ツアーを旅行代理店が手配。
感想
・今まで読んできた業界本シリーズのなかでは図も多めで、わかりやすい。
・基礎知識、基礎用語などわかりやすく触れられていて、参考になった。