「若者はかわいそう」論のウソ データで暴く「雇用不安」の正体(海老原嗣生)2010年

熟読度★★☆☆☆

雇用ジャーナリスト海老原さんの本。少し古い本だが、海老原さんの本という理由で読んでみた。

読書メモ

・「(リクルートエージェントは)私にとって夢のように楽しい職場だった。」

・日本は20〜35歳くらいまでに1〜2回転職をして、その後定着する準終身雇用社会

・25歳以上の学生比率、日本は2%、OECD平均20%。

・フリーター、対人折衝が苦手な人がほとんど。昔は必要でない仕事がたくさんあったのになくなってしまった。

・ネット就活だと機械的になり、人肌合わせが弱くなる。

感想

過去のベストベラー本やデータなどの検証、座談会やインタビュー形式の内容も。

最近の海老原さんの本のほうが読みやすく、興味深いなという印象があった。

海老原さんの本とはいえ、刊行年の古いものは後回しでいいかも。

人材派遣が社会問題になっている時期に、人材派遣に肯定的な考えをもっているのに意外性を感じた。


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