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自分のことを知って欲しい

こんにちは。okknです。

なにかうまくいかないことがあったとき、一度その場では放り捨てるか忘れることも一つの手段だと思います。
後で、思い出したときにやってみたほうが、意外とうまくいくことが多いものです。

今日は自己表現の話。

noteでいくつかの記事を書いてみて、そして他人のnoteを読んでみて気づいたことがあります。
自分のことについて書くとその記事は良く読まれているようですね。
では、毎日自分のことを書き連ねよう!といってもそれほど多くのネタはないと思う上に、毎日自分のことを書いて、そこから得られた経験や反省点をコンスタントに投稿することは難しいと思います。
もしくは、自己の気づき力が低いから毎日記事化するだけの力量が自分にはないのか・・・。
なので、たまにそういう記事を挟むスタンスにしようかなと。

自己表現がうまい人は自分のことをつぶさに観察し、自分の感情の変化にも敏感なのではないかなと思います。
なぜなら、自分のことを他人にわかりやすく説明するためには、自分が持つ長所や短所、性格や才能等を明確に認識していないとできないことだからです。

少し話は変わりますが、私はITエンジニアとして人に技術等を教える機会はよくある方だと思っています。
技術職全般に言えることだと思いますが、匠や達人に近ければ近いほど人から教えを請われる事が多いですね。
当然、それだけの技術と経験と失敗を所持しているからです。

他人に技術等を教えるときというのは、何よりその技術等によく精通していないといけません。
なぜなら、技術やノウハウの上辺だけをなぞった言葉は他人に伝わらず、本質を自己流で噛み砕き、自分なりに再構成した言葉こそ誰にでも伝わるからです。
それは技術等をわからなかった自分が、核心にたどり着くまでに経てきたプロセスを、わからなかった頃の自分に教えるための言葉と言えるかもしれません。

自己表現もこれと同じだと考えられます。
自分の本質を自己流で噛み砕き、自分なりに再構成した言葉・表現で誰かに伝えること。
それが自己表現が上手い人ではないでしょうか。
つまり、自分の本質(長所や短所、性格や才能等)を誰よりもよく知っているということです。

ご存じの方もいるかも知れませんが、心理学用語で「ジョハリの窓」というものがあります。

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自己表現が上手い人は開放の窓と秘密の窓が大きく取られているということになると思います。
また、主観にはなりますが大概自己表現が上手い人は秘密の窓は小さい気がしています。
なぜなら積極的に自分を魅せていくからです。

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今日この話をしようと思いついたのは、単純に就活シーズンだからです。
自己PRが好きな大学生というものが世にどれくらいいるのだろうか?(笑)
自己PRで見られる観点としては、私の個人的な感覚ですが「自己表現ができているか?」と「自分の性質が入社しようとしている会社のどのようなことに役立てられると考えているか?」であると思います。
つまり、本質的に、客観的に自分を理解していないと書くことがそもそも難しいです。
さらに、企業分析もしっかりしていないと、役立てられる部分のマッチングが図れないですね。
故に、世の大学生はあまりお好きではないのだと思われます。

因みに、私が以前の会社でたまたま採用のお手伝いをさせてもらった時、自己PRを自分語りと勘違いしているエントリーシートを見たことがあります。
さすがに驚きました。
自己PR欄は自慢話をするための場所ではありません。

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では、自己表現が苦手な人のために、どうすれば自己の本質的な部分を見つめられるかということを考えてみました。
正直私もそれほど自己表現が得意なわけではないので、参考意見として聞いていただければ嬉しいです。

(1)その日あったことを口に出して話してみる
話す相手は誰でも良いです。
なんなら独り言でも良いです。
ただ出来事を回想するだけでも意外と自分の性格などは見えてくるものです。
そして出来事が起きたときに何を自分は感じたのかも回想できると良いと思います。
例えば、周囲の人の間ではつまらないと思われていることに対して「つまらない」と発言している会話が耳に入ってきて、腹が立ったとしましょう。
なぜ腹が立ったのか?
周囲の人の間ではつまらないと思われていても、自分にとっては大切なものだったからではないのか?
などなど。
いろいろなことが考えられると思います。

また、誰かに聞いてもらっているのなら感想を求めるのも良いかもしれませんね。
そこから自分の知らないことが見えてくるかもしれません。

(2)自己肯定感を高める
言うは易いが、やるには難し。
そもそも自己肯定感が低い人は自己表現を苦手としているような傾向があると思っています。
それを克服しましょう!と言っているに等しいのですから。
自分のことを過小評価しているがゆえに、自分の嫌な部分(短所や負の性格面)ばかりが見えてしまっているのではないかなと思います。

これを改善するには行動から入るしかないと思っております。
「肯定的な言葉」と「感謝の気持ち」を積極的に言っていくことだと思います。
人はポジティブ寄りの言葉を発しているだけでも、意外とポジティブな考え方にスライドしていくものです。
「自信をつける」や「ネガティブな自分を認める」という行動はそれからでも問題ないと思っています。

そうして自己肯定感を高めることによって本来自分に備わっていた長所や良い性格が見えてくると思っています。
自分に既に備わっている性格等が見つけられない原因を取り除く、ということです。

(3)いろいろな文章を読む
私はnoteがうってつけだと思っています。
いろいろな人がいろいろな人生や日常に感じたことを発信しています。
それを読んで学ぶだけでも自分の知らなかった自分に気づくことができると思います。
この人はこう思っているけれど、私ならどうかな?と。

後は物語を読むということも大事かなと思います。
別に漫画でも問題ないと私は思っています。
物語を読むことで、自分が感動したり面白いと感じるポイントを知ることができると思います。
そういった点から、自分の性格などを間接的に知ることができるかもしれないからです。
後は、表現方法を学ぶという点でも役に立つと思います。

・・・

自分を知ってもらうということは、自己の存在そのものを認めてもらう行為だと思っています。
承認欲求とは別物です。
自分を価値ある存在として認めてもらうことが承認欲求です。
知ってもらって、相手が自分のことを気に入ればより親密になり、気に入らなければ疎遠になるだけのことです。

自分を知ってもらってからでないと何も(人間関係にしろ就職にしろ)はじまりません。
(エントリーシートや履歴書で落ちる理由は「気に入らなかったから」だけではなく「その人のことがよくわからなかったから」もありえます。)
だから、知ってもらう努力は常にし続けたほうが良いと私は思っています。
その努力を怠らないように、これからもnoteで発信し続けていきたいと思います。

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