【Album】京都・藤森 in2024
【Album】京都・藤森 in2024
Location:藤森神社(京都市)/Fujinomori-Shrine, Kyoto City.
こんにちは。
先日、ちょっと時間があったので、とある思い出のある地、京都・藤森(ふじのもり)を訪ねました。藤森に行った(「思い出」の)日は、2023年のちょうど今頃でした。紫陽花を撮りに行ったのです。ここにある藤森神社は、紫陽花の名所として知られる神社ですから。
たった1年前に行った場所だったので、そしてそのときは紫陽花をガッツリ撮っていたので、今回は入園料のかかる紫陽花苑には入らないでおこうと思っていました。あくまで藤森神社の境内の雰囲気にもう一度浸れればよかったのです。そして、去年は紫陽花に気をとられてじっくり味わってはいなかった、藤森の「紫陽花以外の」部分を、改めて味わいながら見てみようと思っていたのです。
結果的には、この方針は功を奏しました。紫陽花以外の部分も、魅力的でした。去年は気づいていなかった面白さを感じました。1年越しに、「藤森神社、実は結構いいところだったじゃん!」ってなりました。
藤森神社の前の公園
神社に入る前に、参道の横に公園があります。まずはその話から。
藤森神社の参道横にあるこの公園も、神社とともに私の記憶に残る公園である。とある思い出があって。
でも、遊具のデザインが興味深いことには、全く気付いていなかったなぁ….
この曲がった遊具、1年前も確かにあって、「どんな使い方をする遊具だろう?」と思っていた記憶はあるが、改めて見ると、骨組みの曲線の先に木の枝先があるという位置関係がおもしろい。まるで、遊具が木に向かって伸びているような、この遊具を登れば木に登りつくことができると感じさせるよな曲線と位置関係だと思う。「木に向かう遊具」、よく見ると面白いじゃないか。
そして、この遊具の曲がりも面白いのだが、近くにあるベンチの背もたれも、面白い曲がり方をしていた。
そして、ジャングルジム。2色に分かれていて、典型的だがきれいな造形がなんだか撮りたくさせる。大人げなくのぼってみたこともある。
この他は概ね、典型的な公園の様相を呈しているが、被写体としては面白い遊具たちだと私は思った。広々としていて、遊びにも十分使える公園だが、少し古めかしいのがまたよい。少しふらっと立ち寄って、面白さを狙って遊具を撮るのが、楽しい公園であった。
1年前は、この公園でじっくり撮ろうとは思いもしていなかった記憶がある。この公園の撮り甲斐のあることに1年越しに驚いた。
藤森神社
藤森神社の境内は、小雨の中であったため一層静謐で、紫陽花の葉や他の木々の緑が映えて、神聖さを感じさせる落ち着いた雰囲気であった。それは、過去を懐かしむのに最適な雰囲気であった。そして、今落ち着いた気持ちで、静けさ、小雨の湿り気、深い緑、濡れた石畳が醸し出す何かを感じながら、この神社の境内にいられてよかったと思った。1年前にも来た神社の雰囲気を改めて、気持ちよく味わえることが幸せに感じた。この1年の時間は私にとって混沌とした短く長い時間であったが、それを経て今のような境遇になれたことは、よく考えれば幸せなことじゃないか、ということも含めて。
思い出というか、感慨に浸り過ぎた。
紫陽花苑の外の境内をじっくり見て、写真に収めることが、この藤森再訪の目的の一つであった。なぜなら、1年前は紫陽花撮影に時間をかけすぎ、紫陽花苑以外の境内をじっくり見る時間がなくなってしまったからである。最低限のお参りはしたが、魅力的な境内だろうに、じっくり見る時間的余裕が私のスケジュールミスでなくなってしまい、「いい写真が撮れたかもしれないのに…」という未練を残して去ったことを思い出したのだ。そんなことを考えながら歩いていると、1年前、私は神社のいくつかの神様、社(やしろ)に礼儀正しくお参りをできていたのだろうかと気になった。失礼があってはいけないということで、昨年のお礼参りも兼ねて、今回はいくつかの社にきちんと手を合わせた。そしてカメラを手に、再訪の目的は達成できた。
朝早いうちに来たので、まだ静かなうちに撮影できた。
紫陽花
紫陽花の名所とだけあって、今年も紫陽花はきれいに咲いていた。
紫陽花苑の外にも端正な紫陽花がチラホラ見られたので、ちょっと撮ってみた。季節柄、撮りたくなるのだ。
おわりに
今回は、ちょっと感傷に浸ったような記事になってしまいましたが、こういう感慨のある場所では、意外なほどに撮影がはかどることがあるのです。
この記事があなたにとって、あなたの思い出に思いを馳せるきっかけになれば幸いです。ご覧いただき、ありがとうございました。