ずるい気持ちは無意味なきもち。①

子どもが幼稚園に通うようになり、
いろんな言葉を覚え、教えていない言葉を言い出し、びっくりすることも多々あります。

そのいろいろな言葉の中でよく出てくるのが

『ずるい』

という言葉。

「○○くん、昨日家族でお寿司食べたんだって、ずるい」
「○○くん、お父さんに仮面ライダーのカード買ってもらったんだって、ずるい」
「今日出かけるの?ずるい」
「カブトムシの幼虫を見つけたんだって、ずるい」

子どものお友達で、事あるごとにずるいを連発してくる子がいました。
Aくんとします。

私がいるときは
「ずるくないよ」と言えるのですが、幼稚園でずるい攻撃を受けると
息子は少ししょんぼりして帰ってきました。
息子は嬉しい出来事を話したのに、全てずるいと返ってくるのです。

そのうち息子も友達の話に対してずるいと言うようになりました。
その都度私は

「それは違う。言葉の使いたかが間違えてるよ。そこはずるいじゃなくて、
いいなぁ、とか、良かったね、という言葉を使うんだよ。」

と正します。

ずるい。

ずるいとはなんぞや。

ずるいの正しい使い方とはなんだ?

列に並んでいるのに割り込んでくる。ずるい。
私がやった仕事なのに上司の手柄になった。ずるい。

これなら分かる。

子どもがいうずるいはだいたい羨ましい気持ちですね。
それなら素直にそう言えば良いのに何故言わないのだろう?

Aくんの家は夏休みになると毎年長期旅行に出掛けます。
毎年嬉しそうに話すAくんを微笑ましく思い、
「いいな〜うちは予定なからな〜楽しんできてね♬」
と、一緒に喜んでいたのですが、ある時からパタリと出掛けることを言わなくなりました。
「ママに人にいうと羨ましがられるから言うんじゃない。知られたらお土産買ってこなきゃいけないから面倒でしょって言われた」

私は少しびっくりしました。

私が言った「いいな〜」が、Aくんのお母さんにとってはそう解釈されていたのです。

本当、人って十人十色なんだなと思いました。

さて、話が少し脱線しましたが。

タイトルにもあるように、私はずるいという気持ちは無意味だと思っています。
それは自分にとってです。
ずるい=妬む気持ちですよね。

妬むって、すごく疲れませんか。

頭の中フル稼働して相手のいやな所をあら捜しをし、
米粒ほどのあらを見つけてはそれをわざわざ特大おにぎりにまで大きくして
文句を言う。

本当にね、心が荒むんです。
疲れるんです。
精神衛生上良くないんです。
お肌に悪いんです。

そんなことをネチネチ考えてる余裕があったら楽しいことを考えていたほうが幸せだと思いませんか?

ずるいという言葉は自分を下げます。

小学校高学年になった子ども。以前ほどは言わなくなったものの、やはり言うときもあるので
その都度

「その考えは無意味だから捨てなさい。」

と教えています。

「ずるい」

この言葉を頭の辞書から削除して、スッキリしませんか?

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