NON STYLEからネコニスズまで、お笑い遍歴と新たな注目芸人【オキテカクヒビ_009】
『オキテカクヒビ』は、オキテカクが触れたコンテンツについて、1,000文字程度で書き綴る記事シリーズである。毎日21時更新予定。
木曜日は動画の紹介。今回はおすすめで出るたび見ているこちらの動画。
動画/ネコニスズ 漫才「赤ちゃん」
このコンビを知ったのは、昨年のM-1準々決勝のネタを一気に見ている時だった。
こちらのネタは元動画の発展形だが、どちらを先に見ても問題ない。
ネタとしては、ボケ担当の舘野(タテノ)が自らを赤ちゃんであると自称し、ツッコミのヤマゲンがひたすらそれを否定していくという内容になる。
とにかく舘野のボケ――赤ちゃんのなりきりがブレない。年齢にして41歳の芸人が、新しいキャラとして赤ちゃんを選び、言動のみでそれを演じる――言語化するとやや狂気じみているが、実際見てみると、妙な愛嬌を感じることが出来て面白い。もちろんそれをただ受け入れるのではなく、ツッコミがしっかりと観客の正気担当を担い、現実へと引き戻してくれる、この温度差こそがネコニスズというコンビの武器になっていくだろう。
年末のテレビ番組でもこのネタが受けたということで、今後の活躍、ひいては本年のM-1での躍進が楽しみである。
さて、ここまでお笑いについて語ってきたが、改めてオキテカク(筆者)のお笑い遍歴を書いていきたい。
一つのターニングポイント、お笑いを熱心に見たいと思うようになったのは、2008年のM-1グランプリだろう。
この年優勝を飾ったNON STYLEにめちゃくちゃハマった。観た翌日、その面白さを学友たちと語り合ったことを未だに覚えている。今でも二人のネタが好きで、毎週youtubeで動画を配信してくれていることが嬉しくてたまらない。
上記のネタはNON STYLEが大ブレイクした当時のネタを踏襲する内容で、どこか懐かしさを覚えてしまう。それでいて、現在進行形で漫才を新しくしてくれていること、なかなか公演を見に行けない自分にもこうして見せてくれることが本当に嬉しい。
昨年、ついに生で見る機会があったが、至近距離(相当幸運な席で、前から三列目だった)で現場の臨場感と共に観たネタは、本当に面白かった。井上のクールな態度も、石田のフルスロットルなボケも、とても良い思い出になった。
彼らをきっかけにお笑いが好きになり、M-1は全て網羅し、今では予選のネタまでも観るようになった。新しいお笑いのスターを発掘したいというよりも、単純に面白いネタをたくさん見たいという一心でそうしている。
ただ、その中でもネコニスズのような、新しく注目したい芸人も出てくるので、今後もこの趣味は続けていけたらと思っている。
『オキテカクヒビ』は、オキテカクが触れたコンテンツについて、1,000文字程度で書き綴る記事シリーズである。毎日21時更新予定。