【EDHおすすめジェネラル】究極のハイブリッド恐竜、インドラプトル【統率者戦デッキ紹介】
どうも、土曜日は毎週EDHを楽しんでいるOKITEです!
この記事はyoutubeにアップしている動画の文字起こしとなっています。
動画で見たい人は下よりどうぞ。
今回紹介する統率者は「究極のハイブリッド恐竜、インドラプトル」
デッキ名は、アンコントロールラプトルといったところでしょうか。
対戦相手にダメージを与え、強化されたインドラプトルで無差別に襲い掛かりましょう。
「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった。」このセリフがぴったりの無差別殺人鬼です。
デッキレベルは7~8「CHALLENGE」上級者向けとなっています。
インドラプトルは遺伝子組み換えによって誕生したキメラ恐竜です。
実際に存在した恐竜ではなく、「ジュラシックワールド、炎の王国」に登場した架空の恐竜です。
制御不能な略奪者とも言われ、その凶暴さをEDHでも味わうことができます。
それでは、統率者の紹介・デッキの動き・コンボ・お気に入りのカード・弱点などを解説していきます。
ジェネラルの紹介
究極のハイブリッド恐竜、インドラプトル
このカードは赤黒か緑1、3/1、恐竜・ミュータント、威迫持ちです。
究極のハイブリッド恐竜、インドラプトルの能力①
対戦相手に与えたダメージ分のプラスカウンターを置き戦場に出るこの能力。
このあと説明する激昂の能力もあるので、最低でもカウンターを4つは置き、パワーを7以上にしたいところです。
そうすることにより、3回の戦闘ダメージで統率者ダメージ21点を与えることが可能となります。
インドラプトルの元々のタフネスは1です。
ダメージを積極的に受けることも考慮し、できるだけ対戦相手にダメージを与え、戦場に出しましょう。
究極のハイブリッド恐竜、インドラプトルの能力②
この激昂の能力こそインドラプトルの醍醐味であり、制御不能な略奪者と言われる所以。
無作為に対戦相手を選ぶので、誰にダメージが飛ぶか予測できず、パーティゲーム感もあって楽しいです。
激昂はブロックされても誘発します。
しかし、このデッキにはインドラプトルに1点のダメージを与えるカードを多く採用しています。
インドラプトルをつつき、どんどんダメージをばら撒きましょう。
また威迫もあるので、ブロックされたとしても基本的に2体以上のクリーチャーを倒せます。
激昂で生贄にされるクリーチャーの数も減らせるのが地味に強いです。
それとクリーチャートークンは生贄に捧げられません。
クリーチャートークンをたくさん出すデッキに対してもダメージが通しやすいのもポイントです。
そして、ここからが重要となりますが、インドラプトルのデッキには、大まかに3つの型があると考えています。
①速攻型、②高火力型、③リアニメイト型の3つです。
それぞれ構築の段階でコンセプトが違うので注意が必要となります。
また、ちょっと特殊な構築ですが、ドランゴンの接近を主軸としたデッキも存在します。
1つ目の速攻型は、1ターン目に1マナのマナクリーチャーを出す。
2ターン目にプレイヤーにダメージを与えるクリーチャーを展開する。
そして3ターン目にインドラプトルを出すという型。
速攻型の特徴は、3ターン目にプラスカウンターを4つ以上置き、パワー7以上を目指します。
これにより3回の攻撃で21点の統率者ダメージを狙いつつ、激昂により他の対戦相手にもダメージをばら撒きます。
2つ目の高火力型は、2ターン目から2マナのアーティファクトなどでマナ加速をする。
その後、一気にプレイヤーへ大量ダメージを与える。
そしてインドラプトルを出すという型。
中盤にパワー11以上で戦場に出し、1ターンから3ターンの間で3人のライフを一気に削り切ります。
3つ目のリアニメイト型は、死亡したインドラプトルを墓地から釣り上げることにより、低いマナコストで戦場に戻すという型。
速攻型と高火力型のどちらとも併用ができる型です。
インドラプトルを統率者領域から再度唱えるよりも、マナコストがかかりません。
クリーチャーによる戦闘ダメージだけではなく、火炎の裂け目などのプレイヤーへの直接火力呪文によるパワーアップも見込めます。
速攻型と高火力型、どちらも除去された後の再展開に時間がかかります。
しかし、リアニメイト型はその点をカバーできます。
ですが、リアニメイトと直接火力の両方が手札にないと、思ったような効果が見込めません。
また、リアニメイト型はどちらとも併用出来ますが、速攻型と高火力型は併用ができません。
マナ基盤が、1マナのマナクリーチャーと2マナのマナファクトなど、構築が違いすぎるためどうしても不可能です。
今回は、序盤から対戦相手にプレッシャーをかけられるリアニメイトなしの速攻型で作りました。
リアニメイトがないかわりに、除去対策カードを複数枚入れて対策をしています。
とは言え、マナ基盤以外はどの型でも十分に使えるカードを中心に紹介していきます。
デッキの動き
1ターン目は、マナ加速。
2ターン目は、3ターン目にインドラプトルを出す為のダメージ源の設置。
3ターン目は、インドラプトルを出して除去カードを構える。
4ターン目以降は、戦闘による統率者ダメージ21を狙いつつ、激昂でライフを削り、除去対策カードを構える。
これが序盤の動きとなります。
ですので最初の手札は、土地3つ、1マナのマナ加速1つ、ダメージ源1つ、激昂誘発1つ、除去対策1つ、が理想の手札です。
実際には激昂誘発のカードやドローカードも欲しいところですが、4ターン目までに欲しいカードだけでも7枚となります。
毎回完璧な引きとはなりません。
マリガンをどこまでするかしっかり妥協点を見つける必要もあります。
臨機応変に対処しましょう。
マナ加速
それでは、インドラプトルを3ターン目に出すための、1マナのマナ加速手段を少し紹介していきます。
繁茂と楽園の拡散
この2つはマナクリーチャーではなくエンチャント。
全体火力やクリーチャー除去に巻き込まれないので、1マナのマナ加速として最も優秀です。
エンチャントなので、全体火力を躊躇する必要がなくなり、インドラプトルの激昂を躊躇せず誘発できます。
喜ぶハーフリング
極楽鳥やラノワールのエルフなど、他のマナクリーチャーと違い、タフネスが2あるのがポイント。
インドラプトルの激昂を誘発させるために、全体に1点火力を飛ばしても死亡しません。
このデッキのマナ基盤の多くはマナクリーチャーに依存しています。
できるだけマナクリーチャーを火力で巻き込まず、戦場に残しておきたいところです。
そうすることで、再度インドラプトルを唱えるのが楽になります。
また、インドラプトルを唱えるときに喜ぶハーフリングでマナを出せば打ち消されないのもかなり強力です。
狂喜値アップ
2ターン目に出せるカードで、インドラプトルの狂喜の値を大きくするカードを少し紹介していきます。
ダーレク軍団
このデッキで、2ターン目に出せる最高火力。
対戦相手が3人いるので、最大9点のダメージを与えることが可能です。
また無尽に加え威迫も持っているのでほとんどの対戦相手は防ぐことができません。
与えるダメージが高いだけではなく、ダメージが通しやすいので安定性もあります。
また、インドラプトルを出した後も、しっかりと対戦相手全員のライフを削ってくれます。
穴掘り土百足
このカードは上陸効果で1点のダメージを各対戦相手に飛ばしてくれます。
ですので、フェッチを出して3点、フェッチを切って3点、攻撃で3点と、合計9点のダメージを与えられます。
フェッチがあることと、殴り先があることが条件となりますが、それほど難しくはありません。
フェッチがあれば、積極的に狙いましょう。
激昂誘発
このデッキのメインギミックである、激昂を誘発する為のカードを少し紹介していきます。
紅蓮炎血と黒死病
各プレーヤーと各クリーチャーにダメージを与えるこの2枚のカード。
自分が出しているマナクリーチャーにもダメージを与えるので終盤のフィニッシュとして使いましょう。
マナ加速のところでも紹介した、エンチャントやタフネスが2以上のクリーチャーは、これに巻き込まれない点が非常に優秀です。
しかし、対戦相手のクリーチャーも一掃できたりと、インドラプトルとこれがあるだけで盤面はかなり強力です。
また、紅蓮炎血と黒死病の生贄の誘発は、終了ステップの開始時です。
終了ステップに入ってから起動型能力を使えば、その結果戦場にクリーチャーがいなくても生贄に捧げる必要はありません。
自分のターンが回ってくる前の終了ステップに起動型能力を使い、戦場のクリーチャーを一掃する。
そして、自分のターンにクリーチャーを出すなど、ちょっとした工夫もできます。
波乱の悪魔
対戦相手が激昂の効果でクリーチャーを生贄に捧げても、波乱の悪魔で1点ダメージをインドラプトルに与え、再び激昂を誘発させられます。
これにより、クリーチャーを生贄に捧げるという選択肢を奪います。
ですので、クリーチャーを横展開するデッキに対しても、ライフを確実に減らすことが可能となります。
激昂の選択権は対戦相手にありますが、それを強制的に奪えるのがこのカードの強みです。
オークの弓使い
オークの弓使いはインドラプトルにドロー分の激昂を誘発させることが可能です。
大量にドローをする対戦相手がいるなら、かなりの火力。
もし、タフネス以上のドローだとしても対象を変えられるので、激昂で生贄に捧げられそうなクリーチャーの除去にもなります。
除去対策
統率者を守る、除去対策カードを少し紹介していきます。
タイヴァーの抵抗
呪禁と破壊不能だけでなく、パワーとタフネスにプラス修正も与えてくれる除去対策カード。
タフネスが上がることで、毒の濁流などのマイナス修正を与える除去カードからクリーチャーを守れます。
速攻型構築のインドラプトルは、再び唱えて戦場に出すのに苦労することも多いです。
できるだけインドラプトルを守り、素早いフィニッシュを目指しましょう。
英雄的介入
滅びや神の怒りなどの全体除去から守ってくれるこのカード。
インドラプトルだけではなく、他のクリーチャーも守れるので、全体除去を打たれると逆に有利になります。
それに、インドラプトルは威迫も持っています。
複数のクリーチャーをすぐに出せない対戦相手のライフを大幅に削ることが可能です。
コンボ
それでは強力であったり、勝ち手段となるコンボを紹介していきます。
究極のハイブリッド恐竜、インドラプトルと猛火の太陽鋼か吠え群れの報復者
インドラプトルにダメージが与えられると、インドラプトルに再びダメージを与えることができます。
これにより、インドラプトルが死亡するまで激昂を誘発させることが可能で、破壊不能を付与できれば無限激昂。
条件は厳しいですが、このような勝ち手段があるのも覚えておきましょう。
究極のハイブリッド恐竜、インドラプトルと髑髏胞子の結節点
インドラプトルが戦場にいる状態で唱えるので、2マナで戦場に出せます。
起動型能力はパワーを倍にしてくれるので、戦闘ダメージと激昂によるダメージの両方の強化となります。
蜥蜴丸など、二段攻撃を付与するものとは違い、激昂のダメージも増えるのが強力です。
また、自分がコントロールするトークンでないクリーチャーが1体以上死亡するたび、合計パワー分のパワーとタフネスを持つトークンを生成してくれます。
全除去に弱いこのデッキにとっては頼もしい1枚です。
お気に入りのカード
次は、デッキのキーとなるお気に入りのカードを紹介していきます。
アヴェルヌスへの下降
2ターン目に出せば、3ターン目に2点の火力を各プレイヤーに飛ばし、宝物を2つ生成。
また、自分のターンが来るたびに、各プレイヤーへの火力と宝物を生成する値は大きくなります。
このカードはインドラプトルを最速で出すのに貢献してくれますが、アヴェルヌスへの下降が強い点は、再びインドラプトルを唱えるとき。
ターン経過とともに、インドラプトルの狂喜の値を大きくすることが可能です。
インドラプトルを再度出す頃には、対戦相手のライフは減っていたり、カウンターもたくさん置けたりと、そのままフィニッシュも可能です。
とは言え、自分にもダメージを与えたり、対戦相手にも宝物を生成するので、逆にピンチになることもあるので注意が必要です。
アヴェルヌスへの下降が序盤に出せず、中盤から終盤にかけて出す場合、対戦相手の手札の数や全体のライフなどを確認しましょう。
リスクが大きいと感じる時は使うのを控えてください。
雇われの剛力、スライサー
2ターン目に見た目以上のもので唱え、狂喜6を狙えるカード。
それに加え、インドラプトルを出した後も、対戦相手のライフを速やかに減らせます。
また、戦場のクリーチャーも殺し回ってくれます。
インドラプトルの威迫でダメージが通しやすくなったり、激昂による生贄も防いでくれます。
それと、対戦相手はスライサーを生贄に捧げることはできません。
インドラプトルの激昂で生贄に捧げられない点も相性がいいです。
デッキの弱点
このデッキの一番の弱点はクリーチャーの除去です。
インドラプトルを守るために除去対策カードを多く採用しています。
しかし、マナ加速はマナクリーチャーに依存しているので、全体除去を打たれると盤面の修復が厳しくなります。
今回は速攻型で紹介しましたが、全体除去が多く飛び交う卓では、リアニメイト型や高火力型の方が安定するかもしれません。
自分が遊ぶ環境に左右されるので、デッキが上手く回らなかったり、なかなか勝てないのであれば、型を変えてみましょう。
きっとスムーズにデッキが回り、勝率も上がります。
まとめ
ジュラシックパークの恐竜を使いたい。
制御不能な無差別殺人鬼になりきりたい。
こういったプレイヤーに向いているデッキです。
詳しいデッキリストは下あるので構築の際は参考にしてください。
インドラプトルは、型によって動きが大きく変わるデッキです。
自分に合った戦い方を求め、試行錯誤するのもこのデッキの醍醐味です。
また、おすすめのカードや面白いカードがあれば、コメント欄で教えてもらえると嬉しいです。
では、よいコマンダーライフを!
デッキリスト
リストは随時更新しています。
文章中に出てくるカードが抜けていることや、新たに採用したカードが入っている場合もあります。
リストのサイドボードと検討中には採用を検討しているものなどを入れています。
雑に入れているだけで、特に区別しているわけではありません。
EDHデッキ紹介やゲーム実況しています!
Twitterもやってます!