クロノスタシス
最近俺の中できのこ帝国の再ブームが来ていて、朝時間がある時には聞きながら散歩している(因みに1番好きなアルバムはタイムラプスです)。
クロノスタシス。ギリシア語で時間を表すクロノス(crono)と、持続を表すスタシス(stasis)を組み合わせた言葉で、時計の秒針を見た直後だけ遅く見える現象のことを指すことが多い。(ウィキペディアとねとらぼ参照)。
そんなこと急に言われたって、「へえ」で終わるような知識である。話の広げようがない。ただ、誰かと話していて、もう少しで別れるというタイミングの時とっさに出てきてしまうのはそういった類の話題じゃなかろうか。
きのこ帝国のクロノスタシスという曲は、まさに上に書いたようなシーンを歌っている。そして俺も、そういう体験が多い気がする。マメに連絡を取れるタイプではないので、名残惜しさを人一倍感じやすいのだと思う。ただ、俺が去り際にする話はきっとそんな難しげでカッコよさげなことじゃなくて、「シェーキーズのバーガーピザはほぼビッグマックと同じ味がする」とかそんなマジでくだらないことなのだが。
とにかく、そんな名残惜しいけどそれぞれの帰路に別れる前の、最後の足掻きを言語化して一曲に書き下ろしているのが凄い。一単語では表せない感情や現象を埋めるのに、やはり音楽というのは最高であることを再確認した。
https://m.youtube.com/watch?v=cCx4I4Fk5FE