備えと、不安と。
「備えあれば憂いなし」
真夜中に地震のアラートで起こされた俺は、再び寝付くまでそんなことを考えていた。避難リュックなるものを作っていないので、大きな地震が起こってしまうと割とどうしようもない状態になってしまう。
しかし、いざ備えるとなると、どうしても億劫になってしまう。それは様々なものを用意する手間だったり、自分のパッキング能力の無さだったりと、いくらでも理由はあげられる。ただ、最も大きな理由は、「懸念していたことが実際に起こってしまうのではないか」という不安で疲れるからだと思っている。
誰だって日常生活の中で不安を感じたくはない。地震大国である日本に暮らしている以上、ある程度の覚悟はしておくべきと頭では分かっていても、心が「しんどいから」考えるのをやめてしまうのだと思う。
ただ、ここで心を鬼にして準備をすることも大事だと思った次第。