怠惰な夏の思い出

突然暑くなったせいで、梅雨を通り越して夏が来てしまったのかと錯覚している今日この頃。クールビズになり、ネクタイは迷いなく、ジャケットは悩んだ末に置いて行った。しかし電車内のサラリーマン、同期はみなジャケットは着ていて、クールが過ぎたか…と少し恥ずかしくなった。

夏休みという概念は、社会人になった今無いに等しい。ましてや業界柄盆休みなど無縁なので働き続けるのだろう。実際のところ去年の夏休みも水族館の短期バイトでそうだったのだが。

それらを除くと、高校生、大学生の頃の夏休みというのは至極怠惰なものだった記憶しかない。旅行に行きたがるタイプでも無ければ、何か頑張るでもない。たまに誰かと遊ぶ以外はほとんど家でゴロゴロしていた。

ただ、そんな日々だったからこそ、その時遊んだ人たちと今も仲良く出来ているのかもしれないし、今の職場に出会えたのかもしれない。淋しさと蝉時雨が身に染みて、今頃楽しく遊んでいるのだろうと友達やクラスメイト、あの子に思いを馳せていただけの怠惰な夏休みの1日も、今なら赦せるのかもしれない。

なんか今日の文章、「かもしれない」ばっかりだな。免許の第二段階か!今日はそんな日。

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