人生の打ち上げがしたい話
おれの作曲のイメージって、なんか巨大な錬金術の、スチームパンクみたいなさ、こう、ややこしいパイプがこういっぱい捻れた蒸気機関みたいな機械の、ゴーッて燃えてる炉の中に身につけてるもの全部放り込んで燃やす。燃やす物の中には自由や幸福、ゆっくり寝る時間、美味しいご飯、見たいテレビや漫画そんなものは最初に入れるんだけど、健康、残りの人生、そういうものも全部窯に入れて、それでようやく砂粒みたいなものが巨大な錬金術の機械の端っこからコロっと出てくる。それが作曲だと思ってたのおれは。だから敢えて辛い方へ、自分の肉体を追い込んでいったんだよな。すげぇいい曲ができるまで寝ないっていうのもやってたしね。ガキだなあと思うけどね。
ただ、んー。おれのメロディを作る能力では、あの「ELEVEN FIRECRACKERS」っていうレコードに入ってる曲たちのメロディを作る方法はそれしかなかった。
MONOEYESのツアー全敗中。
失意の中、細美武士はこんな思いで曲を作り上げていたのかと回想していたAM1:42
細美さん、また打ち上げしましょうね。
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