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輝ける人生
2018年公開のイギリス・ロンドンが舞台の映画『輝ける人生』を観た
結婚35年を迎えた主人公は夫の勲章受章を祝う自宅で行われたパーティで夫の浮気現場を目撃する
ショックで家を出た主人公は姉の家に転がり込む
自由にやりたいことをやって生きている姉に誘われダンス教室へ出かけた主人公は忘れかけていた自分の夢や情熱を思い出すのだが・・・
なんかねー、主人公のお姉さんとその友人たちってのがものすごい魅力的でさ
そんでもってみんな優しいの
あー、こんな人たちに囲まれて生きていけたら楽しそうだよなー、って感じ
まぁ、そういう暖かい関係を築くまでにお姉さんは苦労したと思うけど
それはやっぱり類は友を呼ぶ、ってやつだと思うんよ
お姉さんがオープンで自分のやりたいことをやりつつ、人を思いやる氣持ちをちゃんと
持てる人だからそういう人が集まるんだよね、きっと
もちろん、彼ら一人一人はそれぞれの苦悩を抱えているんだけど
なんつーか、その苦悩自体も自分の人生の一部としてとらえてしっかり向き合ってるところがいいんだよね
そんな彼らとの交流を通して、主人公の頑なだった心も徐々にオープンになって自分自身の情熱を最終的には思い出す
やっぱ、人は人を通してしか変われないんだよ
そういう意味で主人公にはお姉さんがいて、ホント良かったね
お姉さんのおかげで、いろんな人に会えたし、いろんな経験できたしね
夫の浮氣がきっかけで疎遠だった姉との関係を取り戻していく主人公
の姿っていうもう一つのテーマとして描かれてたりするんだけど
お姉さんはもう一人の主人公と言ってもいいんではないかと思ったりする
そして、主人公の自立っていうのがもう一つのテーマとしてあるんだけど
夫に騙されたと思っていたが、実は自分が自分自身を長い間騙して生きてきたことに氣づいて
新しい人生を生きることを決意するシーンは
同じような境遇にいる人たちに響くんじゃないかな
まぁ、物語だから起承転結あって悲しいこともあったりするんだけど
ちょっと人生にマンネリ化を感じている人にとっては何かをハッと氣づかせてくれる
いい映画だったと思うよ
でもって
一度自由の味を知ったらもう元のサヤには戻れない
そんなことを感じた映画ですた