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カメラを止めるな!
いまさらながら「カメラを止めるな!」を観た
ゾンビにおびえる主演女優の演技にリアリティが無いと42テイク目を撮影していたクルーたちに本物のゾンビが襲い掛かる
本物のゾンビにおびえる主演女優の姿に監督は大喜びするが・・・
公開された当時、なんであんなに大騒ぎしてるんだ?と当の作品を観もせずに
日本での盛り上がりを遠巻きに見てたんだけど
(流行とか長いものに巻かれるのはあんまり好きじゃない天邪鬼タイプ)
観終わって「なるほど~、だから売れたのかも~」
となんとなくあのブームの原因が分かった氣がしたよ
※こっからは完全ネタバレなので嫌な人はそっと離れてね※
映画の構成としてはワンカットで連続撮影された一つのゾンビ映像作品が
エンドロールまで含めて前半に流れる
ん?もうこれで終わりなの?と一瞬、勘違いしたのもつかの間、
時は一ヶ月前にさかのぼり、そのゾンビ映画を撮影終了するまでの監督や俳優、スタッフたちの苦労とその撮影の裏側がメイキング映像みたいに明かされていく
ぶっとんだキャラクターたちの個性もさることながら、撮影時のトラブルや失敗を機転を利かせて見事に何も無かったかのように見せたスタッフたち
そして、撮影現場のあるある、が随所に盛り込まれていてけっこう笑える
なんか、最初流れた映像作品にところどころ不自然なシーンとがあるんだけど
後からメイキングでその理由とかが明かされて
「あ~、そういうことだったのか~!」と
妙にスッキリ納得させられたし
現場のスタッフが一生懸命作品を完成までもっていこうと七転八倒している姿には
思わずj「がんばれー!」って応援したくなっちゃったしね
たぶん、この辺がこの映画の面白さであり人氣が出たところなんじゃないかな
一つの作品もその裏側を見ると、全然感じ方とか違ってきちゃうよね
よく映画やドラマとかであるけど、一人の人生も別の側面から見たら
まったくその印象は違ったりする
不思議なもんだよね
しっかし、予算300万で作ったこの映画、31億の興行収入だったらしいよ
映画って夢があるよな、ってみんなに思わせてくれた映画だったみたい
2017年公開だから、もう8年くらい前の話だけど・・・
動画作品はいろんな人たちの血と汗と涙、そして苦悩と努力の結晶である
そんなことを感じた映画ですた