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幸色のワンルーム

数年前に実写ドラマ化されたマンガ「幸色のワンルーム」を読んだ

親からひどい虐待を受けて家出した女子中学生と生きる意味を失っていた男が出会い、誘拐犯と軟禁された少女という関係を続けていたが、母親から娘の捜索を請け負った探偵が現れ事態は予期せぬ方向へと進んでいく・・・

幸せとは?家族とは?信頼とは?なんかについて考えさせられた

登場人物たちはだいたいみんな心の傷を負っている
虐待された娘も、その娘を誘拐しちゃった男も、探偵も、娘を虐待し続けた母親も

娘を虐待した母親も、トラウマを抱えて必死に生きてきたんだよな
だけど、その生き方が必ずしも自分とその周囲の人たちを幸せにするとは限らないから哀しいよね

誰かがその間違いに氣づかせてくれないと、なかなか自分では負のループからは抜け出せないみたい

主人公の娘はそういう意味ではラッキーだったよ
誘拐犯の男、探偵、主にこの二人との出会いで大きく人生が変わっていったし、最終的に自分の居場所を確保できたもんな




・・・そう

みんな毎日精一杯生きてんだよ
だけど、なかなかうまくいかなくて、時に暴走してしまうそんな人たち、世の中にはいるのかもしれない

でなきゃ親が子どもを虐待して死なせたとか、配偶者を殺害したとか、悲惨なニュースなんて流れてこないっしょ

ニュースで出てくるのも氷山の一角なんじゃないのかねぇ
オレが直接知らないだけで虐待とかDVとかモラハラとかで苦しんでいる人ってたくさんいるんだろうな、きっと・・・はぁ

なんかね、そういうヘビーな環境にいる人がそこから抜け出すためのヒントがこのマンガにはたくさん描かれている氣がすんのよ


願わくば、このマンガが必要な人たちに届きますように


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