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指導者とは羊の後ろからついていく羊飼い -マンデラ-
ブログ記事がとても多くなってしまって分かりにくいので、noteに概略と目次をつけて読みやすいようにしていきたいと思っています。
ずいぶん昔に書いた文章は、かなり未熟で恥ずかしいのですけど。。。読み返してみると、今現在に至るまで様々なことがあり、考えてきたなぁと思います。過去は未熟ですが、今から思えば、そんな過去も現在につながっているのだと思います。
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子どもを信じて仕事を任せ、担任の存在感を消していく
この記事は、仕事の効率化について書いたものですが、要は、私にしかできない仕事があり、その仕事に専念しようということを書きました。
例えば、先日キックベースを体育でしましたが、私が子ども達のいる運動場に到着する頃には、指示がなくてもベース等の配置や準備体操を子ども達自身で終わらせていました。チーム決めも、朝、私が教室に行く頃には体育係が決めて掲示してありました。高学年となれば当然のことですが、たとえ1年生であっても、私が担任するクラスはこの程度はやります。
これらを全部教師主導でやっていたら、仕事は山積みとなって当然です。
教師の仕事は、子どもの指導をすることであり、安全に配慮して全体の動きを把握することです。これは、クラスで担任である私にしかできない仕事です。
でも、その他の仕事が多ければ、自分しかできない仕事が蔑ろになってしまうので、子どもに任せられることは可能の限り任せることが大事だと思っています。そしてそれは、子どもの能力や自主性を向上させることにもつながります。
なかなか子どもを信じて任せることはできないものです。でも、日々の学級経営の中で”これは任せられるかもしれない”というものを見つけ出し、可能な限り任せていく。”子どもはできる”と信じて任せる。そこが大切だと思います。
指導者とは、羊飼いのようなものである。
最も機転の利く者に先頭を歩かせ、
残りの者をその後に従わせ、
自分は群れの一番後ろにいる。
だれも後ろから導かれていることに気付かない。
最近は、マンデラの言葉にあるように、クラスの中から私の存在感が無くなっていくことがあるべき姿なのかもしれないと思っています。それが子どもが主体の学級経営というものなのでしょう。
新任さん(Mさん)は、 たくさんのノートやプリントを抱えて 夜遅くまで仕事をやっている。
「多忙を解消したい」
教員の多忙が、時々ニュースになるようになりました。
うん。。。忙しいですね。でも、私の新任の頃も忙しかったですし、今も昔も同じようなものだな…と思います。
現在と昔の違いは、個人情報の関係で、今は家で仕事ができないことでしょうか。テストの採点や成績を、学校で全て片付けなければなりません。
昔は、ほとんど家に帰ってやっていました。夜、遅くなるまで職員室の電気がついていると、税金の無駄遣いだという指摘もありましたので、大抵は仕事は家でやっていました。重いノートや指導書を毎日持って帰って教材研究をしたし、部活動もやっていたから、土日もほぼ仕事でした。
何でも手書きでした。成績もお便りも書類は全て手書き。さすがにガリ版は知らないですけど、今は随分便利になったなと思いますし、仕事も楽になったように思います。
なのに、なぜ多忙という言葉が踊るようになったのかはちょっと疑問でもあります。どんな仕事でも、基本的に多忙なのだと思います。でも時代の流れなんでしょうね。
でも一度、職員室の中を眺めてみてください。なぜか早く帰っていかれる教員がいるんです。仕事量が少ないからっていう理由ではないんです。たくさんの分掌をもっている人でも早い人は早い。それは、今も昔も同じなんです。
仕事量は違うのに、どこに違いがあるのでしょう? 同じ学年で同じようなことをやっているのに、隣の席の新任さん(Mさん)は、たくさんのノートやプリントを抱えて夜遅くまで仕事をやっている。
しかも、新任だから校務分掌はありません。一方の私は、ノート等を職員室で見ることは少なくて自分の分掌の仕事をしていることが多いです。
この違いは、何なんだろう?と、ふと思ったのです。単に、仕事量を減らすことで多忙化の問題が解決できるだろうか?
そうではなくて、違うトコロに、仕事を早く終わらせるキーワードがあるように思うのです。
それは、たぶん量の問題ではなくて仕事の質の違いが要因ではないか?と思うのです。
・レスポンスを早くする
・私にしかできない仕事をする
・子どもの心を育てる
しばらく、効率的な仕事の進め方について考えていきたいと思います。
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よろしくお願いします。
お気楽