21)アル・カポネは世のため人の為に尽くしてきたと言っていた
◆タケシ君の一番の問題は、強い自己中心性
クラスの子ども達に話したこと
「今から100年くらい前に、アル・カポネというギャングの大ボスがいました。たくさんの犯罪をしてしまった人ですが、そのアル・カポネという人は、自分は世のため人の為に尽くしてきたと言っていたそうです。
私たちからみたら、たくさん悪い事をしたのだから極悪人だと思うのですが、本人は、自分を悪人だと思っていなかったのです。
これは、アル・カポネは自分の正しさで行動したということなのでしょう。自分の考えは正しいから、人からものを奪ってもよい、命を奪ってもよいという論理です。
例えば、泥棒っているよね。泥棒だって、ひょっとしたら自分の正しさで人のモノを盗んでいるのかもしれません。自分は住む家がないから仕方がない、生きる為には盗むしかない、こんな論理があるのかもしれません。
でもこんなことって、みんなにもあるでしょう?
お母さんや先生から叱られた時、「だって〇〇なんだもん!」と言って心の中で怒っているよね。
タケシ君は「何で先生は僕の心の中がわかるの!?」と言いましたが、人は、自分勝手な正しさの中で生きている。そういうものなのです。みんな一緒なんです。」
長くなるので、この続きは、また明日。
この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?