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15)自分への利益誘導が強ければ周りの人々は離れていく

◆タケシ君の一番の問題は、強い自己中心性

友達に勉強を教えに行くにしても、自分中心が強すぎて、相手や周りの子の事を考えずにトラブルになってしまうタケシ君。我の強い子だなーと思って見ていました。

子ども達によく話をするのですが、自分の我を通しても何も良い事はありません。

我を通すというのは、結局は自分への利益誘導ということになります。

自分が得をするように我を通したいわけですが、得をするということは、誰かが損をするということになります。

例えば、タケシ君の場合自分が友達に教えたいのです。だから他の子が教えたいと言っているのに排除するわけです。他の子の教える権利を奪って自分のモノにする。

そんなことをしていたら、周りには誰も居なくなってしまいます。

世の中っているのは上手くできていて、我を通そうとすればするほど、自分への利益誘導は強ければ強いほど周りの人々は離れていってしまうという現実があります。

人の幸せというのは、周りの人々の親切や優しさがわかり、みんなと仲良く協力して暮らしていくことにあるのだと最近は思っています。

タケシ君は孤独感が強い子でしたが、それは、我を押し通すことが原因で人を遠ざけてしまっていたのです。

現実に「俺が教えるから大丈夫! みんなは向こうに行って」と人払いをしているのです。タケシ君の孤独感は、彼自身が作り上げてきたもののように思いました。

ということで、この続きは、また明日。


この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。

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