南の島の声は
小学校に米軍ジェット機が墜落して児童11人、住民6人が死亡。
アイゼンハワー大統領来沖。
「琉球住民に敬意を表すため」来沖した米大統領。移動中の沿道には十数万が押し寄せ歓声を上げた。
米軍による民間人への交通事故をきっかけに「コザ騒動」が発生。米軍への怒りが爆発した。
東京五輪聖火沖縄入り
ジャズの神様ルイ・アームストロング来沖
嘉手納基地で米戦略爆撃機B 52炎上
母の家に行くと新聞がとっ散らかっていたので、片付けようと思って手に取り日付を確認してみれば、全て昨日の日付のものだった。
昨日は、沖縄が本土に復帰した5月15日。
新聞には、復帰前に辿った沖縄の軌跡が写真と共に掲載されていたので、冒頭にいくつか記した。悪い事の方が多かったかもしれないけれど、明るいニュースもあって救われる思いがした。
基地はない方がいいに決まってる。
それでもフェンスの向こうにアメリカがあるから。なくならないから。
睨み合ってばかりじゃいられない。
アメリカ人にも、うちなんちゅにも、
良い人もいれば悪い人もいる。
関わり合い、お互いに影響し合い、恋も生まれりゃ友達も出来るだろう。
国境を越えた触れ合いもあると思う。
本土に住んでいた時は、沖縄の全ての県民が基地に反対しているという印象を与えるような画像ばかり見せられていたような気がするが、基地の土地代の収入で潤っている地域やうちなんちゅもいて、そういう人達はどういう思いで基地問題のニュースを見ているのだろうかと思う。
事故や事件が起こる度に、基地がなければこんな事は起きなかったと、問題になる一方で、基地があることで恩恵を受けている事実もある。
50年の間、何とか共存してきた。
するしかなかったのだ。
ー 仕方がないじゃないか ー
そんな、声が聞こえる。
50年経っても
沖縄の声が海の向こうに届くことはなくて。