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ピカピカしてたポッケの中身

10個のポケットの中の1つのポッケには、たくさんの愛が入ってました。

私の母からの、海より深く、空ほどに無限な孫と娘への愛。

そして戦友ともいえる長女の存在。

そして、たくさんの言葉から得ることのできた智慧のある愛。

これらのどれが欠けても、今の私は存在していないと断言できます。

それぞれストーリーがたくさんあって(笑)、どれから紹介すればいいか悩んでますが、とにかく、これから、どんどんシェアさせていただきます。

謝ってばかりの私でしたが、長男の笑った顔を見ると、しょうがないなぁと。長女はよく褒められる子です(笑)でも長男は褒める所が見当たらない。だからか、よく、「イケメンね」って多分苦し紛れの誉め言葉。でも、否定ばかりされる、彼への唯一の誉め言葉は、お世辞でも本当に嬉しかった。

彼(現在8歳)の人生を考えた時、女子はとても重要な位置を占めます。園に通っている頃も、世話好きな女子がお世話をしてくれました。今も、放課後等デイサービスでは、優しいお姉さま方から「かわいい」と、チヤホヤされています。ということは、彼のこの部分を武器に仕事に繋げればいいのではないか。すでに、プロデューサー的立場で作戦を立てています。とりあえずは、彼女たちの応援をいただき、レディーファーストを徹底させようと頑張ってます。うちでは、何をするにも、お姉ちゃんが先ね、女の子だからと。

というのも、彼は昨年、特別支援学校に入学したのですが、ママ達とのランチ会で出てくるのは、就職の悩みだったんです!長女の時は、習い事どうするとか、友達のおうちで遊ばせるルールとか、どこで洋服買うとか。レベルが違い過ぎる!これは衝撃でした。私も目が覚めて、いかにして、これと言える仕事についてもらうかを考え、物事を見るようになりました。

すると、どうでしょう。彼のいいところを見ていくうちに、彼は私たちが持ちえない能力があることに気付くんです。

たとえば、優しさ。私は過呼吸の症状がでる時があったのですが、そんな時、彼を抱きしめさせてもらうんです。そしたら、段々呼吸が出来るようになり、落ち着くんです。いつもは動き回ってばかりいる彼なのに、私の様子を察知して、そのままいてくれるんです。そして何とも言えない包まれる感じがするんです。これは不思議な感覚です。長女では感じないです(笑)

彼らは本物のヒーラーではないだろうかと思うことさえあります。

でも、こんな風に人を癒せるのは、今まで人に優しくされてきたからでもあります。人は本能的に、自分が受けた愛を与えたいと思うのではないかと。

彼らは現代社会でのコミュニケーション能力を備えていないために、そして、それだからこそ、言語に頼らない生活をしている。それはとても自然なことのような気がします。

今の私は、あれもこれも出来ないではなく、彼らしかできないことに注意を向けています。10年後には新しい分野のお仕事が提供できるといいなと。

それは、倒れそうな私を後ろから支え続けてくれた、ピカピカなポッケへの恩返しだからです。

今日はこの辺で。

読んでいただいて、ありがとうございました。

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