2024年12月記。(10)

フリースジャケットを見直してみる。


元来より汗っかきであることから、脱げば調節が可能という考え方で薄着にウインドブレーカーを羽織るというのが常套手段だったものの、運動をするのが普通になって、防風のことを第一に考えて織られた単純なナイロンやポリエステルの生地では透湿性が疎かになり汗への対策が不十分だと感じられていた矢先、別の買い物で訪れたユニクロの店先での妙な閃きで20年ぶりに手を出したフリースジャケットがここへ来てクリーンヒットとなった。

朝晩の0℃前後という状況ではちょっと厳しいのではないかと思っていたが、機会があって防風保温層はフリースジャケットのみという状態で使ってみたところ、思っていた通り自転車用として開発された冬用ジャケットと似て、所謂フリースの層が空気を豊富に蓄えているからか見事に風を防いで体温の低下を抑え、透湿性もバッチリで暑いように感じることもなく、汗をかいた場合にも外気との交換で比較的速やかに蒸発してしまうのか衣服の中に汗が溜まるような感覚がかなり軽減された。寒すぎる、暑すぎる、発汗が不快、このどれもが感じられたウィンドブレーカーよりも圧倒的に快適である。

気になるのはもっと寒い状況への順応性だが、おそらくここへもう一枚、拳大まで小さくたためる上に透湿性に優れるよう機能的に織られている雨風兼用ジャケットを着れば相当な寒さまで対応できる上に快適に過ごせるのではないだろうか。ただし、これはまだ試していないので予想でしかない。この冬いっぱいまで様々な組み合わせで使ってロードテストをしてみるつもりだ。

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