『変態!変態!ド変態!』 想定2分
短編声劇 2人(男性、女性)
女「 」、男『 』
「あ~ぁ、だから言ったのになぁ。」
『な、なんだよ急に。どうした?』
「どうした?じゃないわよ。前からいってるじゃない?次はないよって。忘れちゃったのかな?ん?」
『い、いや。そんなことは、、、、な、ない。と思う。』
「【思う】ってどういう事かしらねぇ。」
『それは、ほらあれだ。努力はするよ、努力は。でもさ、どうにもならない事だってあるだろ。』
「そりゃぁ、まぁ?そうよね。」
『だろ!?お前もさ、そう思うだろ!?』
「え?私?私が何を思うって?」
『あ、あの。だからその。。。』
「ハッキリ言いなさいよ!それとも何?拒否して欲しいの?ビンタがいい?踏みつける方がいい?あはは、分かった!そっかぁ!ムチかぁ。」
『ちょ、ちょっと!?』
「何!?私に何か文句でもあるの!?」
『あっと、、、その。ろうそく。』
「え?何?聞こえない。」
『だから、ろうそくだって!ろうそくがいいの!あのろうが溶けてドロドロしたのが落ちて来るかと思うともう!たまらなくて!』
《心の声》
《な、なによこいつ。変態なの!?想像の何十倍も変態じゃない。私はムチだって勇気を振り絞って言ったのに、ムチよりろうそくがいいだなんて信じられない!どれだけ変態なのよ!》
「このドM変態男!!! あっ!」
『えっ!?ちょっと、、、それぇ。』
「何よ!近寄らないでよ!変態!変態!このド変態!」
『あぁ。。。嬉しいなぁ。そんなに罵声を浴びせてくれるなんて!あぁ!ボクはなんて幸せなんだろう!ボクは今、これまでの人生で一番幸せだよ!ありがとう。』
「だから、変態なんだって。あ~ぁ、だから言ったのに。」