『七夕だから』
折角なので七夕をモチーフにしてみる。
・登場人物
彦星
織姫
1年に1度しか出会えない2人。
何故そうなったのか。そして2人は、、、。
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彦星「織姫えぇぇぇぇ!!!!!」
織姫「あ、彦星いらっしゃい♪」
彦星「おいおいおいおい。ちょっと間を開けたからってそれはないだろう?」
織姫「ん?」
彦星「ん?じゃなくてさ、もっとこう、ね。」
織姫「はっきりと言いなさいよ。私たちだって言わなきゃ伝わらない事もあるんだから。」
彦星「お、おぅ、、、。言うぜ?」
織姫「えぇ、どうぞ。」
彦星「織姫。俺はお前と、、、。」
織姫「あぁ!そうだ。ねぇ彦星。最近面白い星を見つけたのよ。」
彦星「だから、、、あぁ!もぅ!星?」
織姫「そう。地球って言うの。」
彦星「地球、、、ねぇ。」
織姫「そうよ。見て?あんなに綺麗な星は見たことがないわ。あの地球にはね、人間って言う生き物が住んでいてね?」
彦星「人間?うんうん」
織姫「ほら、あんなに綺麗な短冊飾りがあるの。そこには、何と希望や願望、夢が書いてあるのよ。」
彦星「うんうん、それがどうしたって?」
織姫「素敵だと思わない?まるで私たちに見てもらいたいみたい。願いや希望であんなにも輝いてる。」
彦星「あー、なるほど。」
(あー、ヤベェ。これはヤベェ。乙女スイッチ入ってるはこれ。完全にヤベェ。)
織姫「ねぇ、彦星?」
彦星「男、彦星。あの短冊に書かれた願いを届けようじゃないか。織姫、君があの短冊を集めて俺が叶える。これは素敵な事だと思わないか?」
(良し、これはポイント高いハズ!)
織姫「素敵!!!じゃあ、集めて来る!」
彦星「織姫ー!?いつ帰って来るの!?」
(え!?)
織姫「んー、すぐよ、すぐ♪」
彦星「わかった!待ってる。」
(嘘~!?行っちゃった!?)
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織姫「ただいまぁ♪彦星見て見て♪こんなにたくさん♪」
彦星「お、おぅ。これはまたたくさんあるね。。。」
織姫「でしょ~♪この願いを見てよ。可愛い♪あ、これも可愛いなぁ。あぁ、キュンキュンしちゃう💕」
彦星「織姫、、、これってもしかして、、、」
織姫「はい。行ってらっしゃい💕」
彦星「織姫えぇぇぇぇ!!!」
織姫「あ、叶った願いの短冊は星間速達で私まで送ってね。そしたら、昇華してあげる♪」
彦星「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!俺のバカあぁぁぁぁ!!!」
織姫「んーと、どれどれ。可愛い願いがたくさん叶ってるみたいね。それじゃあ、昇華の流星群!!!」
彦星「おー、綺麗な流星群だなぁ。昇華、出来たみたいで良かった。さて、まだまだあるぞ~。こりゃ1年かかるかなぁ。」
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彦星「ただいまぁ~♪」
織姫「おかえりなさい💕」
彦星「織姫、やったぞ。全部叶った!」
織姫「お疲れ様。それじゃあ、また集めに行って来るから♪」
彦星「え、ちょっと織姫!?」
織姫「待っててね~。」
彦星「え~~~~~~!?」
織姫「ただいま♪今年もいっぱいあるわよ~♪」
彦星「え、嘘でしょ?また、行くの?」
織姫「ぜ~んぶの願い、叶えて昇華の流星群、見たくないの?ん?」
彦星「見たいです!行ってきます!」
織姫「は~い、行ってらっしゃい♪」
~終わり~
あと書き
彦星と織姫が1年に1度しか会えなくなった訳。七夕に願いの短冊を高く、たくさん集めて祀る訳。1年を通して止むことのない流れ星。そして叶う願い。もし、こんなストーリーがあったなら。素敵だとは思いませんか?