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『再会』 想定3分

2部制不倫声劇(前編) 2人(男性、女性)


『おー!なんだ久しぶり。地元(こっち)帰って来てたんだな。』


「まぁねぇ~。旦那んトコと関係良くなくてさぁ~。な~んか、疲れちゃった。」


『家(うち)は、共働きなんだよな~。お互い忙しくてさぁ。』


「そう、なんだ。なんかさ、変わんないね。昔と。」


『そうかぁ?俺だって俺なりに色々あんだよ。なぁ、久しぶりにさ、家で話さないか?いいから、来いって。昔の話とか、話そうぜ。』


「うん。。。あんまり遅くまでは、ダメだよ?」


『大丈夫だって。取り敢えずさ、車、乗れよ。』


「はいはい。昔っから強引なんだから。」

《男性宅へ 空白3秒程度》


「ちょっと、もうダ~メ。」


『そんなこと言って、拒否するつもりないんだろ?抵抗、出来てないぞ。』


「もう、知ってるくせに。意地悪ぅ。私の、、、覚えてる?」


『あぁ、覚えてるさ。お前の体、忘れる事なんて出来るかよ。』


「ねぇ、お願い。全部、、、忘れさせて。」


『溺れて行けよ。全てに。』


「そんなさ、全てに溺れるなんて昼ドラみたいな事ある?」


『今、目の前に居るのは誰だよ?お前は旦那じゃない、むかし溺れた男にまた溺れようとしてるんだぞ。』


「分かってるわよ。昔みたいにさ、、お願い。」


『どうなっても知らねぇからな。』


「もう、どうなってもいいよ。」

《再会した場所へ 空白3秒程度》


『なぁ。俺たち、やり直せないか。今さらかも知れない。でもさ、、、。』


「もう遅いよ。あの頃みたいには戻れない。でも、、、今のままでも、いいよ。」


『お前、、、。いいのかよ?』


「、、、うん。」


『分かった。俺も腹をくくる。その代わり、、、』


「その代わり、、、?」


『本気、だからな。』

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