『アイスクリーム』
あや
さち
休日にアイスクリームを食べよう♪
と2人で意気込んで買いにいくが、、、。
※《 》内はSNSメッセージ
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あ「あれ?さちから?さっきまで話していたのになんだろう?」
《さ:今度の休み、駅前のアイス行こうよ♪》
あ「アイスかぁ~。さち、アイス大好きだからなぁ。」ん
《あ:おっけ~💕》
あ「週末、晴れるかなぁ?」
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さ「あ~、アイスが足りない。あやと話してると時間忘れて話しちゃうから、アイス。アイス。アイス。って、え?新しくアイス屋さんあるじゃな~い。あ~でも今日は駄目。我慢よ、さち。今は我慢。」
《さ:今度の休み、駅前のアイス行こうよ♪》
さ「お願いだよ~。あや~、行くって返信ちょうだいよ~。はやく~。」
《あ:おっけ~💕》
さ「来たーーーーーー!!!!」
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あ「、、、さち。、、、あのさ。」
さ「ん?なぁに?」
あ「アイスクリーム屋さんに行くのよね?」
さ「うん♪」
あ「で、今。電車に乗っている訳なんだけど、なんでかな?」
さ「へ?」
あ「へ?じゃないでしょ!」
さ「うきゅ?」
あ「可愛く言ってもダ~メ!駅前のオープンしたばっかりのアイスクリーム屋さんなんだよね?駅前にあったあのアイスクリーム屋さんなんじゃないの?違う?他に何か目的があるのかしら?」
さ「、、、あうぅ~。。。」
あ「ったくもぅ。で、この状況どうすんのよ?」
さ「あやが怒ってる~。」
あ「そりゃ、怒りもするでしょうよ!まぁ、駅前のお店スルーして一緒に電車に乗った私も悪いよ。だけどさ、、、」
さ「あや~。。。」
あ「ちょっと!抱きつかないの!電車の中でそんな、ちょっとさち。ダメだってば。さち、ほら他のお客さんが見てるから!」
さ「あや、ごめん。何かさ、あやと一緒にお出かけとか楽しくなっちゃって、ね。」
あ「あ~もぅ、分かったわよ!このまま一周しちゃう前にほら、ここで降りるわよ。」
さ「は~い。」
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あ「さち、ちょっとこれ、着てみて。あとこれも。次にこれとこっちも着てみよ。」
さ「じゃ~ん。」
あ「次。」
さ「じじゃ~ん。」
あ「次!」
さ「ど~う?」
あ「次!!」
さ「これでどうだぁ~!」
あ「よし、これとこれ。買いましょ。私はこっち買うから。」
さ「え~、あやも着てよう~。」
あ「イ・ヤ・よ!」
さ「ちぇ~。いつも試着するの私じゃない。あやも着てみればいいのに。」
あ「何か文句でも???」
さ「あ、いや、えっと、その。。。何もないです。はい!」
あ「ふふん。分かればよろしい。」
さ「あや~。」
あ「ん?どした?」
さ「アイス。」
あ「はいはい。行くわよ。どうせだから環状線、ひと回りしていくわよ。」
さ「やった~♪」
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さ「アイス♪アイス♪」
あ「さち、ほんっとうにアイス好きよね。」
さ「そりゃあねぇ。でも私がアイス好きになったの、あやのせいだからね。」
あ「私のせいなの!?」
さ「おや~、忘れていらっしゃる?それでは教えてあげましょう。私とあやの甘々スイートなお話を。」
あ「あ、何か、いいです。はい。」
さ「えぇ~聞いてよ~。」
あ「ほら、アイス屋さん。着いたよ。」
さ「ちぇ~いいもん。あ、私このイチゴの!」
あ「じゃあ私は、、、どうしよ。」
さ「あやはこれでしょ。ほら、紫の。」
あ「ラムレーズンね。じゃあ、これで。」
さ「えへへへ。」
あ「何よ、さち。どした?」
さ「あや、今日はありがとう♪」
あ「私こそ、さちにありがとうだよ。」
さ「へへへへへ。」
あ「だからキモいって。だいたいね、さちが最初にここのお店スルーして電車に乗ったから、、、、」
さ「へへ。あや、大好き💕」
あ「さち、聞いてる?ねぇ、ちょっと。アイス溶けちゃうから~。早く食べちゃって。ああ~もう。ティッシュとか何かない?手がベタベタするぅ~。さち、ちょっと手伝って。ねぇ、さち~。。。」
【最後は途中からフェードアウトさせて下さい】