BL2人声劇『反撃』 想定3分
男
『……なんだろう。付けられてる気がする。歩調を変えてみようか。』
ストーカー
「なんだ!?急に早歩きになったり……まさか、気付かれたか?」
男
『やっぱり……付いてきてる。ならばここは腹をくくるか。』
ストーカー
「お?歩くのが遅くなった……。この先は確か行き止まり……。誘ってるのか。」
男
『この先は行き止まり。さてどうするか、だ。ダッシュ!』
ストーカー
「急に走り出しやがった!?くそ!見失ったか!?ちっ、今日のところは出直すか……。」
男
『はぁはぁはぁ……諦めたか。よし、反撃開始だ。』
ストーカー
「あ、もしもし。俺だ。逃げられた。悪ぃ。明日も尾行する。バレたって?しゃーねぇだろ。アイツ、かなり感がいい。……ん?くっ!?き、き さ ま!」
男
『お前……。最近ずっと付けてたよな?何もんだ?って聞いたところで話すはずも無いか。』
ストーカー
「へっ、分かってんじゃねぇかよ。」
男《ストーカーを後ろから羽交い締め》
『それなら……。』
ストーカー
「!?お、お前!?どこを!?」
男
『バーロー。喋んねぇ奴には身体に聞くのが1番なんだよ。お前にだって付いてんだろうが。』
ストーカー
「ば、馬鹿な事をすんなよ!お前そっち専門かよ!?」
男
『どーだかな。おっと……無駄な抵抗は止める事だな。ほら、どうなんだ?男に触られる気分はよ。』
ストーカー
「どうも、こうも……ないだろ。くっ……。」
男
『あははは。身体は正直だよなぁ。ちゃんと反応してくれてる。ほら、何とか言えよ。いいんだろ?』
ストーカー
「ひ、卑怯な!」
男
『ストーカー野郎に卑怯だなんて言われる筋合いはないねぇ。いい反応示してくれてるぞ。気持ち、いいんだろ?』
ストーカー
「くっ……かはっ……。だ、ダメだ……。」
男《ストーカーを壁に押し付ける》
『ほら!こっち向けよ。』
ストーカー
「た、頼む!もう止めてくれ!」
男《正面を向かせる》
『こんなにして……止める訳ないだろうが!』
ストーカー
「これ以上は……ダメだって……ホントに……あぁ!」
男
『おっと……うるさいその口も塞がないとなぁ……。ん!んん。ん!』
ストーカー
「そ、ん!んん!?ダメだって……んんん!」
男
『果てちまえよ!早く!男におもちゃにされて果てろ!』
ストーカー
「あぁぁぁぁぁ!」
男
『あーあ……っと。さて、電話の向こうのお前。聞いてたろ?次はお前だ。』
終わり