ワンダーミュージアムってこどもの施設?
こんにちは。ワンダーミュージアムの“たかごん”ことみやぎです。
よく「ワンダーミュージアムは子ども向けの施設でしょう」という印象を聞きます。
もちろん、利用層の多くは幼児から小学生です。
でも、私は十分大人の皆さんでも楽しめる場所だと思っています。
『理解と想像は驚き始まる』これは私の大好きなコンセプトの言葉なのですが、この“驚き”ってそれぞれが持っている知識や経験によって感じ方が違うと思うのです。
だから、年齢によってもワンダーミュージアムの展示や空間、さらに動物園で見たものや感じたものに対して「あれ?」「なぜ?」「面白い」と驚きの視点は変わってくるはずです。
たとえば、写真の『ボールリフター』はプラスチックボールを3種のリフターで高い場所まで持ち上げる仕掛けです。
こども達の多くは、ボールを持って運ぶ、くるくる回す、落ちてきたボールを追いかけるという行為で楽しんでくれます。
でも、よーく比べてみてください。
どんなふうにボールを持ち上げる仕掛なのでしょうか。
館内にはこんなちょっとした発見につながる仕掛けが沢山あります。
それぞれの感じたものを大切にしてほしい、だからワンダーミュージアムには具体的な解説はほとんどありません。
何を感じて、何に気づいて、どんな驚きを体験するのか、それぞれで違う一瞬一瞬を楽しんでほしいと思っています。
こどもにしか感じられない楽しさがあるかもしれませんが、大人には大人だからこその楽しみ方があると思います。
科学の知識なんてなくてもいいんです。
「これは何だろう?」ってちょっと考えてみるだけでOk!
こども達やご家族と一緒に、またはお一人で遊びながら感じ方の差や合致を語り合うことできっとワンダーミュージアムに来るたびに新しい驚きを感じていただけるはずです。
※このブログは、2021年10月に沖縄こどもの国ゆんたくコミュニティにて掲載されたものを再掲しています。