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変売り(変なものを売り付ける店)の仲間が最高にイカしてる件について


あけましておめでとうございます!
そして、投稿遅れてすいません.......!
(八王子の展示会のは・な・し)

まぁー、ゆるーく面白そうにw文章にしてみたので
是非、読んでみてくだせぇ...。


時は11月8日。
場所は、東京八王子南町。
かの有名な文化服装学院で在学中に知り合った、大阪人と沖縄人の2人が、
「変なものを売り付ける店」という
ヘンテコで、何処か狙った感が否めない屋号で、ウサン臭そうな展示会を3日間に渡って開催した。


この話は、そんな2人の展示会と、その会場に集まった変な人たちの、変な3日間の記録です。


「変なものを売り付ける店」の紹介をさせてくれ!

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文化(文化服装学院)を卒業すると、アパレル業界に就職し、「いづれは自分のブランドを!」と、意気込んでキャリアを積むのが、服飾学生のセオリーだったりする。

2017年3月に文化服装学院を卒業した「変なものを売り付ける店」の店主A・Bは、卒業から3年目にして、現在の職業が「アルバイト」と「フリーランス」と、すでに王道からは大きく道を逸れはじめている。

そんな2人が、自分たちの「センスの勘違い」によってスタートした自称アート活動が、「変なものを売り付ける店(変売り)」だ。


初めての展示会は、縁もゆかりもない八王子。

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店主A・Bの2人にとって、「八王子」という場所は、全くもって縁もゆかりもない土地。(確か、文化の青木くんの最寄駅だったような…笑)

2人が普段、作品をばら撒いているInstagram上で知り合った、「Zou Yilu(ゾゥ・イールゥ)」という何語かわからない名前の、セレクトショップのオーナーさんも無論........変な人。(走一郎さん)

そんなオーナーさんの「いつかお店で展示会してくださいよ!」の一声を、本気(ガチ)にしてしまった2人は、集客そっちのけで、変売りとして初めてとなる展示会の開催地を「八王子」に決定してしまった。

集客の難しさと、”わざわざ“足を運んで来てくれた都心に住む友人(変な人)たち

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正直言って、八王子で開催することを決めてからすぐに後悔しました笑
『俺らのフォロワーはどこに住んでるのか?』
『頼みの綱の、変な奴ら(文化時代な有志たち)は来てくれるのか?』
そんな不安をかかえながら、あーでもないこーでもないと集客戦略を練りここみました。

集客戦略の結果として、2週間かけてリーチを目指した「八王子キャンパスの美大生(多摩美など)」は、気持ちいいことに1人だけしか来なかった...(しかもSNSを見たわけでなく偶然...)

#八王子 #多摩美 
集客作戦は効果なしだったw

しかし、幸運なことに、僕らの友人たちは想像以上の変人でした。
変なものを売り付ける店の有志たち(文化時代の友人)は、片道1時間半をかけて展示会(in八王子)に参加してくれる、想像以上に変な人たちだった。笑


片道1時間半で入場料500円の「洗脳」を目的にした展示会

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僕たちは、残念ながら服の受注販売や商品の販売は基本的に考えていない
(実際は買えるし、売り付けるっていうテイストは守るけどね)
あくまで僕らの展示は、アート作品の展示を行うとで、「変なものの概念」をアウトプットし、興味関心をもった人たちを、「洗脳」することが目的でした。
つまりは、僕たちの活動に共感してくれるファンを会場に呼んで、更に深く洗脳!洗脳!!(文字にすると怖いが、ファンが欲しいだけw)

フタを開けると、移動時間が、往復で3時間を超える、沢山の友人が参加してくれました。

奇妙なドリンクとPS3「バイオハザード」と展示会画像6

入場料500円の中には、ドリンク一杯を無料で付けました。
僕たちのコンセプトは「変なものを売り付ける」
初めはお洒落にコーヒーを出そうか考えましたが、「変じゃない!」となり、奇妙なドリンクメニューを並べました。

・人肌(ひとはだ)
体にはいいが、クソまずい硬水を人肌に温めたきもい水w

・グァバジュース
文字通り「グァバ」の実をジュースにした健康満点ドリンク

・赤ワイン
コスパの良い、箱ワインを付近のドンキで購入
箱ワインがオススメ!という記事を参考に購入しました。

展示期間中「人肌」を頼んだのは2人だけでしたw

そして、PS3「バイオハザード」。
コンセプトの「変なものを売り付ける」の他に、「中二男子の部屋の居心地良さ」という裏テーマがあって、展示会場の真ん中にPS3とソフトを設置しました。

正直、3日目までゲームで遊んでくれる人なんていませんでしたが、最終日に集まった変な人たち(友人)は、バイオハザードを2時間ほど熱中してやっていましたw

OLD MIZUNO(旧ロゴのミズノ)のハットを買ったクールな変な人

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連日、そこまで多くの人がきたわけではありませんが
不思議な縁に引き寄せられて、展示会に舞い込んできてくれた人も中にはいらっしゃいました。
全身黒ずくめで、ハットを深く被った高身長の「クール」という言葉がぴったりな男性。

そんな彼は、一つハットを手に取るなり一言。

「気になる...w」

そのハットは、「変なものを売り付ける店」をはじめるキッカケとなった思い出深い作品。
スポーツブランド「ミズノ」の旧ロゴのマークの入った布で制作したものでした。

そのあと、閉店後の店内で学生さんを交えて「服」について熱く語りました。ファッションを身につける精神性・作り手の思い・着飾るモデル論など、僕らとは、また違ったベクトルで熱量の高い方々でとても有意義なひとときに.....

帰り際、黒ずくめのクールな男性は、そのハットを購入してくださいました。

*黒ずくめの「クール」な変な人のInstagramはコチラ

終電間近の闇鍋事件。

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そしていよいよ、最後の章です。
最終日にして最大の事件が起こりました。

僕らの予想の範疇を超える「変な人」が、身近な友人の中にいました。

変なものを売り付ける店は、店主A・Bと名付けて、カリスマ感を狙っています。しかし、一夜にして店主Cを飛び越えて、店主Dになった男があらわれました。

店主Dの過去
彼の職業は、パタンナー(洋服を制作に関わる設計図を作る職業)
新卒で、店主Bが大好きだったブランドに就職するミラクルを起こした変人です。

だがしかし、店主Bと彼の文化時代はまさしく暗黒期...w
課題の提出期限は守らず、学校の先生からは怒鳴られることも多かった。
ここでハッキリしておきますが、店主Bより彼の方が出来は悪かったw
(いや、毎日怒鳴られていたのが店主Dで技術的にはどっこいどっこい)

しかし、店主Dは狂気的な努力の結果、服好きなら知らない人はいないであろうブランドに新卒で入社することに成功したのだ。

店主Dの現在
実は、店主Bと店主Dは2週間ほど一緒にそのブランドで同じ時間をすごしたことがある。
彼は、毎日怒鳴られていた...。
僕は、昔を思い出したが、彼の心の強さをしっていたので、心の中で
「がんばれ!負けるな!」と、その時を見守っていた。

闇鍋事件
ここでやっと闇鍋の話に戻るが、そんな店主Dは展示会参加中は無職だったw
「面接を受ける!」と話ていたので、はじめは心配はしていなかった。

彼が来てくれた展示会最終日
終電も残り1時間半ほどになった頃、急に店主Dが

「鍋したい!鍋買ってくる!!」

お調子ものの彼を、文化時代に戻ったようにみんなで、ちゃかして、彼は鍋セット一式を雨の中1人で買いに走った。

初めは、みんな冗談だと思った。

しかし、30分後...。

彼は、自腹でおよそ10人分の鍋の食材とコンロ、鍋本体を買って帰ってきた。※一度ハッキリさせておくが、彼がいる場所は「変なものを売り付ける店」の展示会会場である。

店主ABも「変なものを売り付ける店」としては最高だと思い、戸惑いながらも承諾してしまった。

鍋が完全に出来上がる前に、みな終電を理由に帰宅。
鍋セットと店主Dは取り残された。
無論、展示会会場のオーナーと店主ABは、そこで世を明かすつもりでいたので、正確には4人で世を明かした。

突然の号泣

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残った鍋を突きながら、展示会場のオーナーと店主A・B・Dの変人4人の夜会が始まりました。
はじめは、4人の共通点である「服」や「アート」で話は進んでいったが、突然、店主Dが涙を浮かべながら語りだした。
さっきまで、バカ話をしていたので、店主Bは話の緩急についていけなかったが、店主Aは、彼の気持ちを汲み取って真面目に聞いていた。

店主D
「辛いんよね....不器用なのはわかっているし、自分を信じて頑張っているけど、うまく立ち回れない......自分が悔しい。」

「でも、僕にとっては言葉じゃなくて、服作りが言語だったりするから...。」

彼の涙は、笑泣きでなく、自分の不器用さに苦しみながら服作りを続けてきた苦労の涙だった。

ここから先は、彼と僕らだけの思い出として胸にしまっておこうと思う。

感謝とこれから

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僕たちの活動に、身内とはいえ、ここまで多くに人たちが来場してくれると思わなかった。
本当に心から感謝である。

今回は、友達として、はるばる片道1時間半もかけて駆けつけてきてくれたのだろう。
しかし、ここからは、僕ら「変なものを売り付ける店」が、本当に人々を魅了する「変なもの」を表現できなければ、続かないし、展示会にもきてくれないと思っている。

だからこそ、2020年。
さらにこの活動の意味を理解しながら、創作活動を続けていきたいと思う。

無論、僕らのペースで、僕らのやり方で。

最高な3日間をありがとう!最高に狂った変人たち❤️



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