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三国志ライターの文章術(4)

魅力的な文章とは何か?と言えば、それぞれ定義があるでしょうが、

断言できるのは、そこに人間が見えない文章はつまらないという事です。

基本的に人間は、人間に関心があります。

そんな事は無い、私は人間がキライ!動物が好きという人も、

そのような動物が持っている人間っぽい仕草には興味があるのです。

猫が人のようにビックリした表情や、おっさんのように

寝ている姿、犬が笑っているように見える顔を

沢山載せた面白画像にシェアが集中するのも、

動物の中に人間らしさを見出しているからです。

逆に言えば、人間には絶対出来ない事を人は敬遠します。

例えば、カマキリが、卵から大量に孵化するシーンを見て

微笑ましいと感じるでしょうか?

昆虫が脱皮するシーンが可愛らしいでしょうか?

99%の人が、気持ち悪がったり、神秘的だと考えるでしょう。

話が逸れましたが、それは文章も同じで、人間を感じない記事に

関心を持つのは相当に難しいのです。


■カルチャーを現代に引きつけて書いてみる

歴史の記事を書く上で、もっとも重要なのは、ただ出来事を羅列せず、

その時代を生きた人々が何を考えてそうしたか?を書く事です。

人間社会のシステムは変わっても、人間自体はそうそう変わりません。

今の政治と同じであって、昔も、嫉妬、恨み、憎しみ、優越感、

身内びいき、義憤、打算、妥協というようなモノが複雑に絡んで

歴史というモノを造っているわけです。

例えば、恋愛という感情に照準を合わせると、千年昔も、

現在も大して違いはありません。

■小野小町は、中島みゆきだった

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