ニンジンシリシリーは沖縄名物だった
ニンジンをスライサーでおろして、シーチキンや、
ポークランチョンミートとスクランブルエッグと混ぜる料理を
沖縄では、ニンジンシリシリーと言います。
しかし、このどこにでもありそうなニンジンシリシリーは、
沖縄発祥の料理だったのです。
■ニンジンの千切りとはどう違うの?
そうは言っても、本土にだってニンジンの千切りはあるし、
スライサーもあると反論もあるでしょう。
しかし、千切りとシリシリーは似て非なるものなのです。
ニンジンシリシリー
普通のスライサーは刃物が斜めになっていて
スライスするものですが、沖縄のシリシリー器は、
イラストの通りに、刃の部分が丸くなっています。
■シリシリ器でおろしたニンジンはシャキシャキで美味い
スライサー、或いは包丁で刻んだニンジンの断面は
繊維が切られてしまい、シャキシャキ感が残りません。
しかし、シリシリー器の丸い刃で切られたニンジンは
断面も丸く、適度に繊維質が残るので歯ごたえが、
シャキシャキになるのです。
ニンジンばかりではなく、大根もキュウリも、
シャッキシャキに仕上がるので、サラダなどでも
スライサーや包丁でカットするより美味しいのです。
■ニンジンシリシリー器の使い方
ニンジンシリシリー器の使い方は、皮を剝いた野菜の頭を持ち
シリシリー器に対して、30度位の角度でする様に下ろします。
元々、シリシリーとは擦り下ろす時のスリスリという音が
そのまま名前になったものなのです。
角度を変えると、野菜の切り口も変わるので
最適な角度を探すのも面白いでしょう。
ただ、丸い刃とはいえ、野菜が小さくなると勢い余って
自分の指まで刃に当ててしまい怪我する恐れもあります。
野菜がチビてきたら、無理せず包丁で千切りしましょうね。
■ニンジンシリシリー器は沖縄のスーパーで販売
ニンジンシリシリー器がいつからあるのか?
それは定かではありませんが、40代のブログ主が
物心ついた頃には、すでにあったので、
歴史は40年以上は確実だと思われます。
その為に、沖縄ではスーパー、ホームセンター
金物屋などで普通に沢山の種類が売られています。
サイズは孔の大きさが6ミリと8ミリがあり、
サイズが大きい程、ダイナミックなシリシリーが出来ます。
県外でもAmazon楽天などの通販なら確実に手に入ります。
お値段は、1200~1400円前後が人気です。
■シリシリー器がない時は100均ピーラー
もし、急にニンジンシリシリーが食べたくなって、
周囲にシリシリー器がなくても慌てないでください。
そういう場合には、100均で売っているピーラーで
代用する事が出来ます。
ただ、ニンジンシリシリー器より、時間もかかり
シャキシャキ感も落ちてしまうので、
飽くまで代用品という事になりますね。
今日のニュースを語ります。