世間に染まる
誰かに共感を持ったり、無性に腹が立つとき、それは自分の感情ではなく、
自分が属している世間やグループの感情である事が多い。
人は所属する世間に染まるものである。
少し前の事だ、今は立憲民主党にいる蓮舫が二重国籍で騒がれた時、
個人的に蓮舫について調べたせいで、彼女を擁護する言説に影響されてしまい蓮舫を罵倒する意見に過剰にイライラした事がある。
しかし、騒動から離れて言説から距離を取ると、別に蓮舫を罵倒した言説を見ても、特に何とも思わなくなった。
これは恥ずかしい話だが、あの時のイライラは本当の俺の感情ではなく
蓮舫を擁護した言説の影響を受けただけだったのだ。
でも、これに類した感情は、うっかりすると誰でも持ちうるし、無論、
現在でも別の点で俺は持っているかも知れない。
仕事柄、様々な言説を目にするから気をつけないといけない。
今日のニュースを語ります。