沖縄ふかぼり①
わたしが伝えたい沖縄のことを、もっと深堀して、分かりやすく紹介してみようと思い、記事を書くことにしました😊。
我ながら、いままで説明が足りなかったかもと反省しています。
Kindleで出した「ホロホロー森のキジムナ①」という本では、キジムナとブナガヤという妖怪がでてきます。
「キジムナってなに?」
「ブナガヤってなに?」
そもそも、知らないかたもいますよね。
キジムナとは、沖縄で超有名な妖怪「キジムナー」のことです。いつごろから、語られるようになったか定かではありませんが、沖縄の昔話にたびたび登場します。
赤い髪、子供くらいの大きさ、魚の目が好き、ガジュマルの木の精、釣りが上手、タコが嫌い、人間の屁が嫌いなど…(怖い話もあります)
姿形には諸説あります。また地域によっては、呼ばれ方もさまざまです。「キジムン」「セーマ」「ブナガイ」「ミチバタ」「アカガンター」などなど…
ブナガヤもキジムナの別名という説があります。ただ、わたしは、キジムナの友達という設定でブナガヤを描きました。
ブナガヤとキジムナの違いは何でしょうか?
民俗学者の折口信夫先生によると、ブナガルとは髪を振り乱すの意味だとか。「ブナガヤ火」とよばれる火をつけるとも言われています。
またブナガヤは、沖縄本島の北部のヤンバルの森に住んでいるとされています。きれいな川や山に住むそうです。
沖縄の北部にある大宜味村(おおぎみそん)は「ぶながやの里」として村おこしをしています。遊びに行ったら、記事を書きたいと思います😊。
ところで、沖縄で一番大きいとされるガジュマルの木をご存じですか?沖縄の南部の八重瀬町(やえせちょう)にある、世名城(よなぐすく)のガジュマルです。いかにもキジムナーが住んでいそうな雰囲気があります。
わたしの作品では、キジムナは沖縄本島の南部(八重瀬町)にあるホロホロー森に、ブナガヤは沖縄本島の北部(大宜味村)にあるヤンバルの森に暮らしていて、昔からの友達だったという設定にしました😊。
じつは、沖縄の南部と北部では地形や地層ががらりと異なります。そのため、南部と北部の森や山では、生えている樹木の種類に違いがあります。
どのような違いがあるのかは、今度また記事にしようと思っています😊。