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沖縄ふかぼり①

わたしが伝えたい沖縄のことを、もっと深堀して、分かりやすく紹介してみようと思い、記事を書くことにしました😊。

我ながら、いままで説明が足りなかったかもと反省しています。

Kindleで出した「ホロホロー森のキジムナ①」という本では、キジムナとブナガヤという妖怪がでてきます。

「キジムナってなに?」
「ブナガヤってなに?」

そもそも、知らないかたもいますよね。

著者,水蝸牛. 『ホロホロー森のキジムナ①』2022 より

キジムナとは、沖縄で有名な妖怪「キジムナー」のことです。いつごろから、語られるようになったか定かではありませんが、沖縄の昔話にたびたび登場します。

赤い髪、子供くらいの大きさ、魚の目が好き、ガジュマルの木の精、釣りが上手、タコが嫌い、人間の屁が嫌いなど…(怖い話もあります)

姿形には諸説あります。また地域によっては、呼ばれ方もさまざまです。「キジムン」「セーマ」「ブナガイ」「ミチバタ」「アカガンター」などなど…

著者,水蝸牛. 『ホロホロー森のキジムナ①』2022 より


ブナガヤもキジムナの別名という説があります。ただ、わたしは、キジムナの友達という設定でブナガヤを描きました。

ブナガヤとキジムナの違いは何でしょうか?

民俗学者の折口信夫先生によると、ブナガルとは髪を振り乱すの意味だとか。「ブナガヤ火」とよばれる火をつけるとも言われています。

またブナガヤは、沖縄本島の北部のヤンバルの森に住んでいるとされています。きれいな川や山に住むそうです。

沖縄の北部にある大宜味村(おおぎみそん)は「ぶながやの里」として村おこしをしています。遊びに行ったら、記事を書きたいと思います😊。

ところで、沖縄で一番大きいとされるガジュマルの木をご存じですか?沖縄の南部の八重瀬町(やえせちょう)にある、世名城(よなぐすく)のガジュマルです。いかにもキジムナーが住んでいそうな雰囲気があります。

世名城(よなぐすく)のガジュマル

わたしの作品では、キジムナは沖縄本島の南部(八重瀬町)にあるホロホロー森に、ブナガヤは沖縄本島の北部(大宜味村)にあるヤンバルの森に暮らしていて、昔からの友達だったという設定にしました😊。

沖縄本島の北部と南部。ブナガヤが暮らす大宜味村とキジムナが暮らす八重瀬町の位置。

じつは、沖縄の南部と北部では地形や地層ががらりと異なります。そのため、南部と北部の森や山では、生えている樹木の種類に違いがあります。

どのような違いがあるのかは、今度また記事にしようと思っています😊。

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水蝸牛
人と人との温かい交流を信じて、世界が平和になるように活動を続けていきたいと思います。