登場マジムン(球妖外伝キジムナ物語)
2,023年11月5日、有料マガジンで販売していた「球妖外伝キジムナ物語」を無料公開します。
記事をあらためて作成し直したものになります。一つ一つをいっきょに公開するため、フォロー中の方はわずらわしく感じるかもしれません。申し訳ありません。
「球妖外伝キジムナ物語」は、沖縄が琉球とよばれていた、むかしむかしのお話です。人間たちからマジムンと呼ばれていた妖怪たちの物語を描きました。児童向けの作品です。
こちらの記事では、登場する主なマジムンたちについて紹介します。
登場マジムン
「キジムナ・ムムトゥ」ガジュマルの木の精。ホロホロー森に住んでいる。おしゃべりで楽しいことが好き。素直で優しい。
「カーブヤー」オオコウモリのマジムン。フクギの実が好物。キジムナ・ムムトゥの友だち。
「スーサー」イソヒヨドリのマジムン。お酒(泡盛)が好き。キジムナ・ムムトゥの友だち。
「ビーチャ」ジャコウネズミのマジムン。小さいけど、しっかりもので責任感がつよい女の子。キジムナ・ムムトゥの友だち。
「ブリ」たち。ぐしちゃん浜にいる巨岩のこと。夜になると動いて相撲をとったりする。
なぞのお婆さん。海から流れてきた。全身に貝やフジツボがついている。基本無口。正体は「稲福婆」
「アメ幽霊」七つ墓に住んでいる幽霊。死んだあとに産まれた赤ちゃんをアメで育てた。文句も言うが、なんだかんだいって面倒見がいい。
「スーティーチャー」ソテツの木の精。物知りで「先生」と呼ばれて頼りにされている。ちょっと気難しいところもある。
「クカキ・サメドン」ウエグスク村に住んでいる人間。優しくて頼りになり、村人に慕われていたが、皮膚が固くなる病気で悩んでいた。
「アコウ・クロウ」アコウの木の精。自由に行動して群れるのを嫌う。トラブルメーカー。何を考えているのか分からない。
「ウチャタイマグラー」ウチャタイ道に現れるマジムン。三線や相撲が好き。ウチャタイマグラーが食べ物をさわると腐ってしまう。泣き虫。
「トゥイ」ヤンバルクイナのマジムン。ヤンバルの森に住んでいる。飛べないと言われると怒る。
「歌うしゃれこうべ」キジョカの森の草むらで歌っているしゃれこうべ。口は悪いが、色々とヒントを教えてくれる。
「ブナガヤ・ハベル」ヤンバルの森の精。キジョカに住んでいてヤンバルの森を守っている。無口でぶっきらぼうだが優しい。青白い火の玉を出す。
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