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マシュマロ効果の考察。君子危うきに近寄らず。

マシュマロ実験ってあったと思います。部屋に子供がいます。その子供の目の前にマシュマロを置いて、マシュマロを食べてはいけません。って、ワンコのおあずけみたいなことをやる実験です。

テレビで、ワンコの目の前に美味しい焼肉を見せたら、よだれ出しまくって、我慢できずに食べるんですけど、果たして、子供にマシュマロは、どうだったかというと。。

多くの子供は、我慢できずにワンコみたいに食べちゃうんですが、一部の子供は、我慢しました。その方法は、マシュマロを隠しちゃうっていうことなんです。

マシュマロを自分の目の届かないところに置くことで、我慢せずに、やりすごすことに成功します。賢いですね。

一方、触るだけ、見るだけ、匂いを嗅ぐだけ、と、我慢を和らげてるつもりで、逆に、刺激が増えて、我慢できなくなる子供もいました。

私は、動機と人柄、君子危うきに近寄らず、のダブルブロックって、大事だなって思うんです。

動機って、人を殴りたいとか、普通、殴らないじゃないですか。それって、人柄だと思うんです。いろんな暴力があると思うんですが、それをやるか、やらないか、って人柄の要素が大きいと思います。。

もう一つは、お金って見ると欲しくなるし、冷蔵庫に入ってる飲みかけのペットボトルのジュースは、勝手に飲まれちゃうんですよね。なんか、傘を盗む人って、すんごい多いんですよね。見つかった時に、間違えた、って言いやすいし、罪悪感も少ない。でも、やらない人は、絶対に、やらないんですよね。

人柄で、やることやらないことがある。人柄にかかわらず、ちょっとした、悪いことは、やっちゃうっていうのもあります。

性善説とか、性悪説って、案外、カオスであり、混在してるんですよね。

だから、システムで、管理したほうが、不正が少なくなるんですが、誰も見てないインターネット上だと、大胆になって、その大元のシステムに大規模ハッキングってのが世界中で蔓延しちゃう。

自分で、自分のことを正しいと思っちゃうと、マシュマロを触ったり、匂いをかいだり、って感じになるし、自分は、冷蔵庫の他人のジュースを勝手に飲んじゃうところがあるんだよなー。って思えば、そもそも、冷蔵庫を見ないようにするとか、やるのかなって思います。

職場の人間関係も、結構、誰かが、掃除当番さぼってるとか、かなり、地味にイライラします。イライラするから、意地悪することになってしまうんですけど、本人は、掃除当番さぼってる自覚もなく、理由もなく意地悪されてるって勘違いします。

そういう、ささいなことが、イライラにつながるのは、もっと、全体的に会社の管理のシステム的に欠陥があったりするんですけど、なぜか、会社だと、自分か相手かどちらかが悪いって二択になってるケースもあります。

私が、今回、言いたいのは、真面目な人は、深く思い悩んだりするんですけど、それって、マシュマロを見せられてるだけかもしれないよ。ってことです。

明らかに、誰かが悪い!みたいに思うことって、見ないほうがいい場合も、あるってことです。

困った時は、お互い様だし、いじめ的な問題は、積極的に助けたほうがよいです。

でも、それは、相手の自由だし、それは、相手の決めること。っていうこと。そして、それをマシュマロ的に見ないことも、必要なのかなと思います。


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