支援事例「薬膳みそ 生徒増やしたい」
だしとコラボ 新商品も
◆ 企業名 有限会社ハイビスカスクッキングスクール
◆ 業 種 小売業、料理教室
◆ 所在地 沖縄市
◆ 資本金 300万円
◆ 創 業 1997年
◆ 従業員 4人
【相談】
沖縄薬膳みその料理教室を開催してきたが、コロナ禍で教室への生徒数が減少したので再度増やしたい。また沖縄薬膳みその販路を広げ、プラザハウスなどに卸していくためにはどう進めればいいか。
【回答】
代表の知念美智子さんは、沖縄での発酵食を広げるために沖縄薬膳みそをつくり、その功績が認められ、2008年に科学技術分野で文部科学大臣賞を受賞した。現在、沖縄薬膳みそを使った料理教室を開いている。
新型コロナウイルスの影響で料理教室は、感染対策を行ったが、生徒数が減少した。コロナ禍を経て再度生徒数を増やし、さらに販路を広げたいと、よろず支援拠点沖縄市サテライト相談会場であるプラザハウスに相談に来られた。
生徒数を増やすため、魅力のある商品とコラボした新たな料理教室の開催を提案した。沖縄薬膳みその魅力を引き出すおだしに着目していたことから、おだしの専門店京都うね乃と出会い、コラボ料理教室が実現した。生徒たちの情報発信や口コミで新規生徒が増えた。その後も公式LINE(ライン)で情報の内容を深め、発信回数を増やすことでさらに広がり、生徒数は当初の100名から2倍の200名まで増えた。
販路拡大では、プラザハウスへ商品を卸すための方法が知りたいとのこと。沖縄薬膳みその唯一性を具体的に入れた商談用の提案書の作成を提案し、ご自身で作成された。この提案書を利用して、知念さんの念願であったプラザハウスのロジャースフードマーケットと商談、取り扱いが決まった。
商品卸だけでなく、スタート時に試食販売会の開催を提案して実現。販売会では教室の生徒さんたちにお手伝いをお願いし、積極的な声掛けや商品説明で売り逃しを減らして成果を上げた。その実績で定番化が実現できた。
現在は、沖縄薬膳みそをベースに、京都うね乃とコラボした新商品「みそっ娘」のデビューを準備している。こちらも人気商品となるよう引き続き応援していきたい。問い合わせはハイビスカスクッキングスクール、電話098(938)7211。
(県よろず支援拠点コーディネーター・野口正幸)
※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。
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