見出し画像

支援事例「新商品導入し客単価上げたい」

画像1

令和 2 年 4 月 19 日(日曜日)沖縄タイムス 経済面掲載

顧客から商品情報得る

 ◆ 企業名 ハッピーモア市場
 ◆ 業 種 農産物直売所、加工品販売など
 ◆ 所在地 宜野湾市
 ◆ 資本金 300万
 ◆ 創 業 1994年
 ◆ 従業員 15人

【相談】
 多くの農産物や、その素材を使用した加工品など、取扱品目も近年充実してきた。食の安心安全に関心の高いお客さまには県外の逸品も紹介していきたい。客単価を上げるための取り組みや販売体制を相談したい。


【回答】
 ハッピーモア市場は、野菜農家であった多和田真彦社長の両親の時代にスタートした。その後、近隣の農家仲間の野菜を持ち込んでいただき、安心・安全で正直なスタイルをモットーに、鮮度の良い野菜を提供している。青果のプライスカードには色別の印がある。金は自然栽培で薬効高い、赤は農薬・化学肥料未使用、黄は農薬未使用、緑が少量の農薬は使用と、正直に表示。元々この店のお客さまだったスタッフが多く、店を愛する理想的な販売体制を作りあげている。
 課題は大きく3つ。まず、加工品で動きのあまりない商品もあり、種類も増えていること。次に県外のこだわり商品が求められていること。そして、人気のスムージーに次ぐ、オリジナル商品づくりが求められていること。
 課題を踏まえ、3点アドバイスした。まず、新しく加工品をそろえる時は月に1~2回、生産者と試飲・試食販売すること。顧客との接点を増やすことでスタッフの商品知識も上がる。
 2点目に、京都で4代続けて「無添加」を実践する老舗、京都おだしの「うね乃」を紹介した。副社長が自ら来沖し、店頭で定期的に開くワークショップセミナーが好評だ。
オリジナル商品は、利益率の高い設計を意識した。形は良くないが、味の良い野菜を使ったできたてメニューがベストと提案し、メンバー発案で「野菜巻物・ブリトー」がデビュー。スムージーとレモンサータアンダギーに次ぐ人気アイテムになっている。
 売り上げは前年比117%増え、客単価も110%伸びた。今後も沖縄素材を意識したオリジナル商品も開発しながら発展してほしい。問い合わせは、ハッピーモア市場、電話098(896)0657
(県よろず支援拠点コーディネーター・野口正幸

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点、電話098(851)8460。または地元の商工会にお問い合わせください。


詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e11519203.html

いいなと思ったら応援しよう!