在宅ひとり死のススメ
上野千鶴子さんという独身の70歳代くらいの方が書いた本
世間では、家族に見守られながら亡くなるのがいいこととされてるけど、本当にそうか?病気患っても最後までお家にいることはできるのか?などなど
全然交流がなかった親戚とか友人が家や病室に押し寄せてくるのも不自然っていうてて確かに〜と思った
家でおじいちゃんを看取るときに孫が「いかないでー」って泣いてすがったらおじいちゃんが「うるさい!」て言うて亡くなったとか(笑)
見送られる人って本当に亡くなる最期までそばにいてほしいのかな
そらできることならそばにいてくれる方がいいのかもしれないけど、
そこに縛られるのもあまりよろしくないよなと
在宅で療養してたとしても四六時中そばにおるわけでもなくてそれぞれが生活しているわけやし、
いくら在宅医療が進んでるからといってもいろんな事情で病院や施設で過ごす人がたくさんおるし、
「家が1番」「在宅で最期まで」とかそうやとは思うけど医療費削減のために政府が好き勝手言うてるのでは!?とも思う(疑い深い)
最近リビングウィルとか「どんな最期を迎えたいかの意思表明」が推されてるけど、それをいつ言うてたのかにもよるし、どんな状況かにもよるし、
「ああ言うてたから正解ねはい!」とはいかんし難しい
この本の中に「生にも死にも正解はないから死ぬまで迷い続けたらいい」とあってめっちゃ納得した
最期どうありたいかって話すことも必要やけどその人の人生観とか性格とか大事にしてきたこととかそんなとこをちゃんと汲み取りたい