戦争をなくすためにできること
今日は平和や戦争に関して、素直に思ったことを書いていきます。
最近ニュースではウクライナとロシアの戦争だけでなく、イスラエルにおける戦争も報道されていて、
ニュースを見るたび胸が苦しくなります。
それに、報道されていないだけで世界にはいくつもの紛争や内戦があって、
どうして戦争はなくならないんだろうかと本当に心から思います。
それらの国は、歴史的にみてもずっと戦争をしてきた国だったりしますが、
だからといって今戦争してしまうのはしょうがない、ということにはなりません。
一方で「自分のいる日本とは歴史も環境も違うから」と、心のどこかで線引きをして、戦争をしている国を関係のない存在と遠ざけてしまっている自分もいます。
その方が自分が楽になれるからです。
でも、戦争で被害にあっているのは同じ人間で、私と同じように大事な家族がいて、守りたい小さい子どもや赤ちゃんがいて、仕事があって趣味があって、生活があります。
どこか遠くの国の話ではないのです。
戦争をしている国の人たちとの違いとは、
私はただ日本に生まれて、さらに戦争のない時代に生まれたという、そこだけの違いで、
日本もたった78年前は戦争をしていたので、あの国は宗教が絡んでいるからとか、昔から戦争をし続けていたからとかは関係ないなと思います。
「じゃあどうしたら戦争を終わらせることができるのか」と考えた時に、自分ができることは何もないんじゃないかと無力感に襲われて、そこで思考が停止してしまいます。
でも、戦争は国の権力をもった数人で簡単に始めることができますが、
戦争を止めたり始めさせないためには大勢の人の努力と信念が必要だと私は考えます。
だからこそ、直接戦争をやめさせる手続きとかはできませんが、一人ひとりにもやるべきことは必ずあると思っています。
具体的には「知ること」から始められると思うし、知らないことには対処できないので、
正しく知ることは必要不可欠だと思います。
ニュースや新聞は、少なからずその会社の方針とか思想が混じっていることもあるので、
鵜呑みにするのは危険ですが、
いろんな情報を集めてさまざまな角度からみて、自分なりの考えを持つのはとても大事だと思います。
私は学生時代に、沖縄で遺骨収集のボランティアに携わっており、
そこで他の学生たちと「なぜ戦争してしまうのか」や「戦争をしないためにはどうしたらいいのか」というテーマで何度も話し合ったり意見を交換していました。
自分で考えて、自分なりの言葉で人に伝えて、逆に向こうからも意見を聞いたり考えを共有して、という過程で
平和に対する自分なりの考えや信念というのが、すごくしっかりしたものになった気がします。
しかし日常生活では、仕事や生活に精一杯で、戦争や平和について考える余白はありません。
他の同世代の友達とそのテーマを深く話をしたこともないし、
話したとしても「戦争はやっちゃいけない」とか「そんな暗い話はやめよう」の一言で終わってしまうことがほとんどです。
日本が平和ボケしていると言われるのはこういうところにあるのかな?と思います。
(逆に、そういうことを考えなくても支障なく生活できるのも、今戦争がない日本ならではの特徴でもあると思うのですが。)
だから、戦争や平和をテーマにした話が、もっとフランクに取り扱いやすいものとして、
日常のあらゆるところで展開されたらいいのになと思います。
まずは身近に感じることで、自然とそちらに意識が向いて、
一人ひとりがきっちり自分の考えをもつことが大事だと思います。
小学校での平和教育や戦争をモチーフにした映画とかは、身近に平和を考えるとてもいい機会だと思います。
話は脱線しまくりましたが、
平和や戦争に関する話がタブーなものでなく、もっといろんな場面で話し合われて、
今起こっている戦争をより自分ごとに捉えて、
さらに日本がこれからの将来、戦争に踏み込まないような抑止力を、一人ひとりの力で養っていけたらいいのになと思いました。
個人的には「戦争をなくしたい」というのは私の人生のテーマでもあり、
なんとかして役に立ちたいとの思いがあるので、
「まずは知る」のその先にできることを考えていきたいと思います。
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