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工作機械も見ます~工事事例紹介~

沖縄県で工場設備、機械の制御プランニング・設計・施工を中心に行っている合同会社沖縄FAEです。

今回は工作機械の復旧をお手伝いした事例紹介です。


事前注意事項

お客様のトラブル状況、稼働状況、経営状況がバレてしまうので、時差投稿しています。
また、お客様にも社名、設備全景を出さないことを条件にアップすることの了承を得ています。

今回の事例

機械修理を行っているお客様から工作機械が動かなくなっており、その中にオムロンの旧式PLCが使われているから、復旧サポートとプログラムバックアップをお願いされました。

工作機械というと、そのメーカーが専用で開発したコントローラで制御することが多いのですが、たまにPLCなどの汎用コントローラも使われていることがあります。

今回の工作機械は約30年前の製造でした。
位置制御の重要な部分は自作の制御基板でコントローラで行っていましたが、電磁弁によるワークのストッパなど複雑な演算が必要の無い部分はPLCで行われていました。

オムロンC200Hシリーズ。2000年に生産終了してる機種です。

とはいえ、制御基板とPLCはデータを共有し、全体を見ながら制御しています。
どちらかのコントローラが壊れてしまっては工作機械を動かすことはできませんし、動いたとしても位置がずれてしまいます。

今回は、原点復帰後の座標がずれたり、動き出しまでの待ち時間が以前とは違っているという話でした。
機械屋さんだけではなく、機械メーカーサービス員も一緒に機械の動きや設定データを確認していきました。

結論としては、PLC内部データがランダムな値に変わってしまったことが原因でした。

意味不明(ランダム)な値が入ってしまったデバイス

機械停止期間が長く、コンデンサやバッテリが不足し、内部データを保持できなくなったと考えられます。

PLCをモニタリングした状態で機械を操作し、データの流れを確認して必要部分を抽出し、データを書き換えることで解決できました。

◎技術サポートいたします。

今回は工作機械という特殊な設備を見ました。
通常は対応することはありませんが、機械屋さんや機械メーカーのサポートがあると言うことで対応いたしました。
このようにメーカーのサポートが受けられる場合でしたら特殊な設備・機械でも技術サポートいたします。

◎部品販売は全国対応いたします。

専門業者とお付き合いのない方で部品が必要な方は弊社が部品斡旋、販売いたします。

◎ご相談お受けいたします。

現在は沖縄県の方限定になりますが、機械トラブルや保全計画など機械まわりから製造現場全体の問題点を改善・アップデートをご要望の方に対して個別コンサルティングも行っています。
コンサルティング内容についてはこちら。

最後までお読みいただきありがとうございました。
これからもFAやPLCに関する情報を発信していきますので、よろしくお願いします!!

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